Tweet |
回答先: 県、放射能測定を要請/劣化ウラン弾薬きょう流出 投稿者 田中 光一 日時 2000 年 6 月 01 日 14:31:26:
政府が現地調査開始/放射線量など測定/劣化ウラン弾薬きょう流出
米軍から劣化ウラン弾の薬きょうが民間業者に放出され、西原町小那覇の物資置き場に放置されて
いた問題で、政府は1日午前、関連三省庁で構成する調査チームを沖縄に派遣した。同チームは同日
正午前、現場に到着し、薬きょうのウラン濃度や放射線量などの測定調査を始めた。薬きょうを入れ
たドラム缶や、周辺土壌、大気などを測定した。県民の反発や不安に、発覚から1日で、政府が調査
団を送る異例の対応となった。同チームは同日中に判明する測定結果を同日、県、西原町に報告す
る。
一方、西原町議会(宮平宗輔議長)は5日にも臨時議会を開き、抗議決議をする見通し。2日午後
に議会運営委員会で協議する。
調査は、劣化ウラン弾誤射事件調査の中心になった科学技術庁から原子力安全局防災環境対策室の
明野良成室長ら四人をはじめ、水鳥真美外務省日米地位協定室長、田中敏博防衛施設庁施設企画課沖
縄対策室長が担当している。
特別な測定機材を東京から持ち込み、測定を始めた。現場周辺の放射線量を測定し、土壌や地下水
や表層水を採取して、分析する。業者から放置されていた場所の説明を受けた。採取物の分析結果は
約1週間ほどで出る、という。
翁長町長は「当然調査をすべきものだ。事後処理までやらないと、町民の不安は解消されない」と
話した。県の親川盛一知事公室長は「劣化ウランに対する地域住民の不安がある中で、関係三省庁を
網羅した調査チーム派遣は迅速で、評価したい。徹底的に調査し、住民の不安を払しょくしてもらい
たい」と話した。
浦添市も調査開始/払い下げ経路重視
米軍の劣化ウラン弾の薬きょうが西原町小那覇の民間払い下げ業者に流出した問題で、払い下げら
れる前の薬きょうが保管されていた牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の国防再利用売却事務所
(DRMO)のある浦添市は1日午前、DRMOに米軍のさまざまな廃棄物や払い下げ品が集積され
ていることを重くみて、実態調査に乗り出した。
同市はキンザー内のDRMOには環境に有害な物資が集積されている可能性も高いとみて、実情を
把握した上で対応する方針だ。
浦添市基地対策課の日置伊佐男課長ら二人が午前10時すぎに西原町小那覇の業者の物資置き場を
訪れ、業者から、DRMOでの「鉄くず」としての払い下げの経緯などについて、事情を聴いた。
調査後、日置課長は「キャンプ・キンザーのDRMOからの物資の流れや、どのような物資が放出
されているかを確認しなければならない。神奈川県の相模補給廠でのPCB保管の問題もあり、キン
ザーでも有害物が保管されている可能性もある。環境に影響が及ぶことがあれば、対応を考えたい。
DRMOの現地も視察したい」と話した。
*前回フォローアップに感謝*
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2000/2000_06/000601ea.html