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回答先: George Bush,Skull&Bones And New World Order.Paul Goldstein&Jeffrey Steinberg.April1991〜エノク出版D 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 5 月 25 日 20:53:41:
●痛烈なジャパン・パッシングヘ
したがってアメリカの村日政策も、このように流動的なアメリカの国内情勢を楷まえた上で分析する必要がある。
親イスラエル派が主軸を占めた時代とは異なり、日本に対しては少なくとも表面的には平等なパートナーであるかのように振舞っている。もちろん必要に応じて日本に圧力はかけるが、その時は内容が外に漏れぬよう秘密協議とし、日本政府が面子を失わぬよう配慮する。前駐日
大使のマイケル・マンスフィールドは、こうした隠密協議の専門家としてうってつけであった。日本政府は随分譲歩させられたのだが、一応面子だけは保つことができた。
ところがマイケル・アマコスト駐日大使の行動に見られるブッシュ政権の村日政策は、明らかに内政干渉であることを承知の上で、米軍に対する湾岸戦争の「戦費」負担を要求している。このような政策転換のきっかけとなったのは、竹下政権がアメリカ絡みの「諜報活動」で崩壊したかのリクルート事件である。この事件の主な標的は、一九七三年以後の中東石油政策の立役者、中曽根元首相であった。
この政策転換が意味するものは、ブッシュ政権とユダヤ人ロビィストの合同軍による日本叩きであり、議会や親イスラエル派の政治ロビーや金融ロビーを、日本叩きの手先として利用するというやり方である。ところが一方では、プッシュ一派はどうも「ユダヤ・ロビーや親イスラエル派の連中」に対し時折こわもてに出ることもある。こうした硬軟両用作戦の目指すものは日本の独立性の否定にある。日本に村しては自分の政策を押し付けておきながら、表面だけは日本はアメリカの友人だなどと言って頭を撫でてやるという硬軟両用作戦である。
このように日本は子分扱いされた上、金融・経済力をアメリカの帝国主義野望達成のための「資金源」として利用される。繰り返して述べるが、アメリカは決して日本が独自の村中国政策や南北朝鮮統一、第三世界開発計画または対ソビエトに政策を持つことを許さないだろう。
●日本政治が問われている
プッシュ大統領と「スカル・アンド・ボーンズ」の一味が、日本に村し政治的かつ戦略的な「ムチ」として使用するのが、石油といわゆるオイル・マネーの威力である。サウジアラビアのオイル・ダラーが還流し湾岸諸国がアメリカの金融力強化に協力してくれる中で、ブッシュ政権は日本の政策を意のままに支配することができると考えている。現に、金丸副総理が中国、韓国および東南アジアに村して打出した日本独自の路線に対して、米国務省や実質上CIAのエージェントであるアメリカの駐中国大使や駐韓大使が横やりを入れた時も、日本政府は何の抵抗もしなかった。ブッシュ大統領が任命したアメリカの駐中国大使、ジェームズ・リリーはCIAのエージェントであると同時に、「スカル・アンド・ボーンズ」の対アジア政策のネットワークの一員であることを明記すべきである。このリリー大使と共に、北東アジアでのいわゆる世界新秩序形成のための尖兵となっているのがCIA上がりの現駐韓大便ドナルド・グレッグであることも忘れてはならない。
日本は戦略上、複雑なジレンマを抱えている。海部首相が九十億ドルの湾岸戦争経費を提示したことからも、「巧妙な封じ込め」政策が効を奏していることがわかる。コメ輸入などを巡り、日本政府に村する報復措置が取られ始めた。冷戦は終焉を迎えたものの、北東アジアにはやはり米軍の駐留が必要だから、今すぐにアメリカ
と手を切るわけにはいかないと考えている日本人もいる。日本が経済面で戦略的地位の向上を図ったとしても、湾岸貢献に措み切った今となっては、すでに手遅れである。中国を見ると、経済的には極めて不安定だ。日本とても北方四島を巡り、ソビエト関係がややギクシヤクしたものになっている。日本がこの世界新秩序の中で、いかに処すべきか進路の選択を迫られている。どの道を選ぶかはあくまで日本の音任である。アメリカが極東に軍隊を配備しているのは、ソビエトの脅成に備えるためではなく、環太平洋地域におけるアメリカの歴史的な影響力を維持したいからである。日本にとっては危険とチャンスが裏合わせの状況にある。
●まとめ
それでは、今まで述べてきたことをまとめてみよう。
一、アメリカが起こした湾岸戦争が、世界の政治地図を塗り替えた。湾岸に対する自らの影響力強化の結果として、アメリカは同盟国をも「建設的な混乱状態」に巻き込むことに成功した。
二、プッシュ政権の政策決定メカニズムを把握するためには、プッシュもそのメンバーになっている「スカル・アンド・ボーンズ」なる秘密結社を理解せねばならない。アメリカの政策決定にあたるのは、自ら「戦士階級」たることを誇りとする一握りのエリート族だが、彼等をエリートに仕立て上げるのが、この秘密結社なのだ。
三、七人もの大統領の下で働いたヘンリー・L・スチムソンなる男の思想が、第二次世界大戦後のアメリカの世界政策に与えたインパクトを探ってみた。「スチムソン幼稚園」のあだ名を冠されたグループが、後のCIAに発展し、冷戦をつくり出す過程も分析した。
四、「スカル・アンド・ボーンズ」は大学、財団法人、銀行、石油会社などをその傘下に擁するのみならず、国務省、国防省、CIAなどの政府機関にも幅広く人材を送り込んでおり、さらに同じ結社のメンバーであるブッシュをホワイト・ハウスに迎えて、今や世界を席捲せんばかりの勢いである。
五、ソビエト帝国の崩壊によって「世界新秩序」がもたらされた。いわゆる冷戦後の世界管理へ向けてゴルバチョフとの取引が行われたが、これが湾岸戦争への道を付けた。
六、日本とドイツは、傾きかけたアメリカの金融産業の救済資金を拠出する下級パートナーとして位置づけられている。また「戦士階級」が「湾岸カジノ」で打つ博打の賭金提供者に見立てられている。
七、目下、アメリカ政界のトップでは、新世代の親イスラエル主義者と「スカル・アンド・ポーンズ」グループの間での主導権争いが起こっている。ただし一部のユダヤ・ロビイストは、ブッシュ側に組して日本叩きに参加している。これが日本のジレンマである。
世界は、政治戦略的に見て危険な状能にある。アメリカ合衆国は世界で唯一の新帝国であるかのごとく振舞ってはいるものの、国内財政や経済の破綻から遠からず没落する運命にある。世界最強の軍事大国ではあるが、麻薬、セックス、ロック音楽などの蔓延で、国民の道徳観は地に落ちている点など、衰退期のローマ帝国を彷彿とさせるものがある。しかし、アメリカが心機一転して、日本やドイツとの正しい友好関係を志すならば、それは全世界の繁栄につながるだろう。
そのときこそ、真の意味での世界新秩序がもたらされるのだ。
【著者紹介】
ポール・ゴールドスタイン PaulGoldstein
正統派ユダヤ教徒。一九四九年生まれ。インディアナ州立大学卒。十五年間におよぶADLの組織犯罪について研究調査。一九八二年から欧州、アジアにてジャーナリストとして活躍。一九八三年以降三年間在日。主な著書「ユダヤの告白」(エノク出版)。
ジェフリー・スタイ ンパーク JeffreySteinberg
改革派ユダヤ教徒。一九四七年生まれ。モントクレア州立カレッジ卒。諜報活動、国際麻薬犯罪、中東戦争などについて執筆と講演活動。主な著書「ユダヤの告白」 (エノク出版)「Dope,lnc.」他。
【訳者紹介】
宇野正美
潟潟oティ情報研究所所長。中東問題研究センター所長。主な著書「ヒトラーの逆襲」(文蛮春秋)「ユダヤが解ると世界が見えてくる」(徳間書店)他多数。訳書に「ユダヤ人とは誰か」(三交社)他。
ジョージ・ブッシュの背景−スカル・アンド・ポーンズ
発行日一九九一年四月一九日
著者 ポール・ゴールドスタイン
ジエフリー・スタインバーグ
監訳者 宇野正美
発行 株式会社エノク出版
〒107東京都港区赤坂九−五、二九−五〇三
電話 〇三(三四〇二)八一八七
★UNO石屋説というのが陰謀界では噂されていますが、エノク出版のJew所を見る限りは、もしそうであるならば、所属は東京Gロッヂとも考えられますねぇ。