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回答先: 韋駄天に親切で語学堪能な方が投稿した「第三の秘密」の翻訳文。 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 27 日 00:12:13:
2000.06.27 Web posted at: 6:00 AM JST (2100 GMT)
バチカン(AP)
1917年に聖母マリアがポルトガルのファティマに現れ、3人の羊飼いに託したという「ファティマの予言」のうち、長い間謎に包まれていた第三の予言について、バチカンは26日、1981年のローマ法王ヨハネ・パウロ2世に対する狙撃事件を予言していたと正式に発表した。第三の予言をめぐっては、「世界の終焉」が予言されているのではと、世界中で憶測を呼んでいた。
会見したのは、ローマ法王の側近であるジョセフ・ラッチンガー枢機卿。同枢機卿は、聖母マリアから直接予言を受けたという最後の生存者、ルチア修道女(93)によって書かれた予言の複写など、予言にまつわる資料なども公表した。
ルチア修道女の記した文書によると、第三の予言のお告げの際、「炎を放つ剣を持った天使」が降り立つの見たという。続いて、法王のような白い法衣をまとった司教が半分廃墟と化した大都市を、道中に横たわるしかばねの魂に祈りを捧げながら、死の悲しみと痛みに苦しみ、震えながら進んでいる姿を見たという。
そして司教が山の頂上に達し、十字架にひざま付き祈りを捧げていると、兵隊の一群が銃弾や矢で法王を殺害し、他の司教、司祭、尼などが次々に死んでいき、天使が、殉教者から血を集め、神に会いに行こうとしている魂にふりかけたという。
文書の中でルチア修道女は、「第三の予言は、キリスト教とキリスト教徒に対する、無神論を唱える共産主義の迫害と、それをめぐる戦いであり、20世紀における犠牲者の苦しみを予言したものだ」と主張している。
「信仰は軍隊より強い」
ルチア修道女はまた、「白い法衣をまとった司教」がローマ法王を意味するものだと確信していると述べ、1981年5月13日に、法王がサンピエトロ広場でテロリストに狙撃された事件を予言したものだと説明している。また同時期、法王の故国のポーランドではまさに、共産主義が崩壊しつつある時期であることも指摘している。
法王は狙撃された直後、聖母マリアが弾丸をそらせてくれたおかげで、命が救われたと語っていた。ラッチンガー枢機卿は「不変の運命などない。信仰と祈りは歴史に影響を与えうる。最後には、祈りは弾丸より強く、信仰は軍隊より強いということだ」と述べた。
「世界の終焉を予言」のうわさも
バチカンは第三の予言について、長い間沈黙を保ってきたが、今年5月13日、法王がファティマの聖母マリアの聖堂を訪れたのを機に、第三の予言が、1981年に起きた法王への銃撃事件を予言していたとことを明らかにした。
ファティマの予言のうち、第一の予言は、第一次世界大戦の終結と第二次世界大戦のぼっ発を、第二の予言は、旧ソ連の樹立と滅亡を予言していたと既に発表されている。しかし、バチカンは第三の予言を長い間、公表せず、世界中でさまざまな憶測が飛び交った。第三の予言が「世界の終焉」を予言する恐ろしい内容のため、バチカンが公開しないのではという噂も広まっていた。
しかし、「白い法衣をまとった司教」というのが法王ではなく、1980年に暗殺されたエルサルバドルのオスカー・ロメロ大司教のことではないのかと指摘する声もある。