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[東京 5・13 ルーテル・アワーPS/2000年]
ポルトガルのファティマで80年前に2人の子どもが3つの預言をした。これまで秘密とされた最後の預言は現法王の暗殺事件だったとバチカンは発表した。この発表は法王ヨハネ・パウロ二世のポルトガル訪問に合わせ行われたもので、2人の子どもの列福も合わせて13日に行われた。
1917年にファティマで聖母マリアがオリブの木の下に現れ、ジェシンタ・マルト(7)と彼女の兄のフランシスコ(8)に3つの秘密を語ったとされるもので、第一が第一次世界大戦の終結と第二次世界大戦の開始、第二はソビエトの崩壊、第三はこれまで明らかにされてこなかった。バチカンは今回、最後の秘密が1981年のサンピエトロ広場でのトルコ人過激派による法王の暗殺未遂事件と発表した。
法王の側近によると、法王はファティマで聖母のみ手が弾丸を死からそらせてくださったと語ったという。兄妹の語った秘密の詳細は数日後にはバチカンから公表されると見られている。最初の2つの秘密は、この兄妹のいとこでカトリック教会の修道女ルシア・デ・サントスさん(93)が既に公表していた。この兄妹は聖母のお告げを受けた3年後にインフルエンザで死亡している。