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■速 報 05月14日 16:54 更新
小渕前首相が死去
脳梗塞(こうそく)で東京都文京区の順天堂大付属順天堂医院に入院していた小渕恵三前首相は14日午後4時7分、脳梗塞のためのため同病院で死去した。62歳だった。小渕氏は4月2日未明、体調不良を訴えて緊急入院し、こん睡状態が続いていた。
小渕氏は1998年7月、参院選で惨敗した橋本竜太郎首相(当時)の退陣を受け、第84代首相に就任。「経済再生」を内閣の最重要課題に掲げ、財政構造改革法を凍結するなど積極財政を展開、景気回復に尽力した。
また、ロシアとの平和条約締結交渉にも積極的で、2000年の条約締結実現へプーチン新大統領との非公式首脳会談を設定するなど実績づくりを進めた。
こん睡状態に陥った後に発表された青木幹雄官房長官の首相臨時代理就任や総辞職は、手続きの不透明さが議論を呼んだ。小渕氏自身は、そのまま意識を回復することはなかった。