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グリーンコンシュマー(自分たちが普段使っているものや環境など
について考え、必要なものとそうでないものを見極める"かしこい"消
費者)団体の中で日本最大の「地球村」主宰、高木善行さんの話。
彼は十数年前にバイク事故で首の骨の骨折をはじめ全身に大けがを
し、いわゆる脳死状態になりました。病院のベッドに寝ている彼の回
りには家族と、医者がいました。彼は、意識があり回りの人の声も聞
こえるのですが、まぶた一つ動かすこともできません。医者が家族の
人に話しているのが聞こえます。ご主人の意識はいつ戻るか解りませ
ん。一週間後か、十年後か、あるいは一生・・・。
高木さんは意識があり、彼らのやりとりを聞いて、「ちゃんと聞こ
えているぞ、僕は大丈夫だ」叫ぼうとしても動こうとしても体のどこ
も動きません。彼は悲しくなり、目から涙がこぼれました。奥さんが
彼の涙に気づき"先生、主人が泣いています、聞こえてるんじゃない
ですか?!"と言いました。
しかし医者は言いました"そんなことはありません、よくあること
です。"
高木さんは数ヵ月後に意識を"回復"し数年のリハビリを経て日常生
活ができるようになりました。現在は日本全国で講演活動をしていま
す。
そして時が経ち臓器移植法が制定されました。
これは彼が、日本で最初に臓器移植の手術をした医者から聞いた話
です。脳死判定が下された人は法律的には死んでいます。医者は"死
体"の体にメスを入れました。ところが"死体"の筋肉は痙攣、収縮し
まるで身悶えしているようで、全身から脂汗が噴きだしたのです。
以来、脳死の"死体"から臓器を取り出すときには麻酔が使われるよ
うになりました。
また、女性が妊娠しているときに脳死になった場合、おなかの子は
順調に育ち、自然分娩で出産もできすぐに母乳も出るそうです。
最近の日本公共広告機構の宣伝は知ってるよね?「迷惑な虫、自己
虫が増えています」とかいうやつ。なぜかあれと並んで「息子がいい
事してて親がやらないわけにいかないでしょ、ええい、やっちゃえ」
(ナレーション)ドナーカードを携帯してください。ってやつ。何で
そんなにいいことにしたがるの?何で政府がこんな宣伝するの?
ちなみに臓器提供を受ける患者はいろいろな審査にパスしないとい
けないんだけど、最終的には寄付でも何でもいいから一億円払えない
と受けられないそうな。