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回答先: 白川氏攻撃ダイナミックキャンペーン第二段? 投稿者 眼狐 日時 2000 年 5 月 09 日 01:50:48:
5月9日(火) No.50
いい加減にしてほしい、新潟県警!
今日の新聞は、大沢前交通機動隊長大沢容疑者が関与した他の5件の公電磁
的記録不正作出罪を送検したことを一斉に報道し、あわせて一部の新聞は野川
明輝捜査二課長が「本件の捜査としては一つの節目、区切りになると思う」と
事実上、捜査を終了する考えを示唆した」と報じています。(『読売新聞』、
『産経新聞』など)。また「この事件では、大沢被告が現役警察官やOBなど
から依頼を受け、もみ消したことを認めている。しかし、これらのもみ消しは
コンピューターに登録される前の段階で行われているため、県警の野川明輝捜
査二課長は、同罪(公電磁的記録不正作出罪などのこと−筆者注)の適用は無
理として事実上、捜査の終了する考えを示唆した」とも報じている。
そして、例のことだがこれに関し、マスコミはただ報じるだけ。なんのコメ
ントもない。本当にこれでいいんでしょうか。率直にいいたい。
「いい加減にしてほしい、新潟県警!」
だって、コンピュータに登録される前であろうが登録された後であろうが、
交通違反の違反点数をもみ消すという点では、動機・目的・効果はまったく同
じことです。依頼の時期が早ければ無罪、コネがなくてまたドジで依頼するの
が遅ければ(作業が進んでコンピュータに入力後であれば)罪になるというこ
とです。そうするともみ消しが出来る地位にある警察官に、一番強いコネを持
っているのは誰が考えても他の警察官です。だから警察官は公電磁的記録不正
作出罪などには今後とも引っかからないということになります。そうなるに決
まっている。なぜなら、いくらそういうことはやってはならないという厳しい
通達を何度出そうが、犯罪にならないのだから「まあ、いいか」ということに
なる。これが人情というものです。それが現実というものでしょう。
私は、私の秘書の一件が報道されて間もない3月22日の「永田町徒然草
No.35」で次のように述べています。
「しかし、ひとつだけ明確にいえることは今回の記事の一件で交通違反のもみ
消しの依頼が、政治家の事務所に来なくなることだけは確かであろう。また、
政治家の事務所にそのようなことを求める風潮もなくなると思う。このことに
より、巷間いわれているようなことが仮にこれまであったとしても、これを機
にこういうことがなくなるとするならば、もって瞑すべしと元国家公安委員長
として甘受しなければならないと思っています。」
これは本音でそう思ったからです。そしてその気持ちはいまもまったく変っ
ていません。だからこれまで、他の政治家や人々がやっているのになぜ私のと
ころだけやるのかなどということは一言もいいませんでした。いまもいうつも
りはありません。しかし、「パンドラの箱」を開いた以上は、すべて明らかに
しなければなりません。それは「パンドラの箱」を開いたものの責任というも
のだと思います。国民には厳しく、身内には甘いという体質が一連の警察の不
祥事の原因ではないでしょうか。いままた、新潟県警はそれをしようとしてい
ます。それだけは許せません。
公電磁的記録不正作出罪にならなくとも、大沢被告にもみ消しを依頼しもみ
消しをしてもらった警察官やOBの行為が他の犯罪に該当するかどうか捜査す
るのが警察の義務でしょう。またこのことを追及するのが、マスコミの役割と
いうものだと思います。マスコミは社会の木鐸としての矜持というものをどこ
に置き忘れてしまったのでしょうか。私は事態の推移をジィーと観ることにす
る。みなさんも観ていてください。もしこのままで済まそうというのであれば、
私にも考えるところがあります。