【おいおい】小渕恵三の主治医は大平正芳の主治医でもあった

 
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投稿者 眼狐 日時 2000 年 4 月 07 日 10:53:55:

回答先: 栗本慎一郎が指摘「小渕脳死は医療ミスだ」 投稿者 眼狐 日時 2000 年 4 月 05 日 04:22:01:

 小渕総理が病院にかつぎこまれてから何が起きたか。この後しばらく、危機
管理問題を含めて大きな問題になるだろう。
既にニッカンゲンダイ・04・07号は「小渕治療重大疑問」を打っておる。正
しいが、もっと突っ込みたい!。では、首相の順天堂医院の主治医たちは誰な
のか.
 同医院循環器内科の久岡秀彦講師。彼は総理の健康管理のために公邸に出入
りしていたほか、総理自身が定期的に健康診断をうけていた。
 同医院循環器内科の山口洋教授。実質 的な主治医。かって虎ノ門病院の循
環器科部長だった時に、心筋梗塞で急死した大平正芳元総理の主治医をつとめ
ていた。山口教授という人は、なんと一国の宰相を二人も危篤というかたちで
治療したことになる。そして二人とも逝かせれば、これは稀有の経験者だ。二
人とも救えなければ、これは、決して名誉な記録ではない。どうしようもない
結末だったなら、それはそうと分かるよう世に報告する義務がある。疑念は、
はっきり専門家から提示されているのだ。たとえば、

1、CTはいつやったのですか。
2、緊急医療チームはいつ編成され、そこに脳神経外科の医師もいたのでし
ょうね。
3、奥さんなど家族への通知は、危 険がありうる可能性も含めてきちんとな
されたのでしょうね。ETC.

 上の方々、及び順天堂医院は下手な憶測をさせないためにも、またこれから
の小渕氏の回復のため、みんなの知恵を集めるためにも、きちんと会見して経
過を明らかにすべきだろう。

          ******

この私の疑問について、信頼すべき専門家のコメントがあるので、掲載する。
このサイトでリンクしている脳の専門家のチャットBBS
“http://www.tcup1.com/146/ranmu.html”である。
ドクター乱夢は、某国立医大の専門家で、私が5月に上梓しようとしている、闘病記兼
脳の真実みたいな本の医学監修者でもある。

ドクター乱夢(以下乱舞):
栗本慎一郎教授殿:おひさしぶりです。

栗本慎一郎(以下栗本):
しばらくご無沙汰してしまいました。理由はほぼお分かり
かと思います。小渕氏倒れ、解散が早まるかとの分析をしているところですか
ら‥。私のホームページにもアップ(刻々)しているのですが、小渕氏はもはや
実質的には脳死ではないか、と思っています。血栓溶解療法を、循環器の専門
医が執行したことに問題はないでしょうか?

乱夢:
脳波が検出されているとのことですので、まだ脳死ではないのでしょう。右大
脳半球の中等度の梗塞で出血を伴っているそうですから、まだ、左大脳半球は
生存しているはずです。脳ヘルニアによる脳幹障害で対光反射があるのか、瞳
孔が散大していないか、人形の目現象が見られるのかなどの所見が重要です。
脳浮腫は抗浮腫剤の投与でかなり軽減すると思われますが、脳幹の圧迫による
二次的出血があると予後が不良となります。

栗本:
1.小渕氏は担ぎ込まれた時、まだ意識はあった。すぐCTやMRI検査をしてその画像では
わからないという程度の、つまり、超重症ではない脳梗塞の可能性と見られた。よっ
て、周囲はとりあえず、くさいものに蓋くらいの対応とした。医師も反対しなかっ
た。

乱夢:
初期の3時間以内にどういう検査と治療を行ったかが、問題です。MRI以外の検
査を行ったのか。 頸部エコー検査、CT、SPECTなどの検査と治療として、血
栓溶解剤の投与をどの時期にどの方法で行ったのかが問題です。医学的興味か
ら、是非知りたいものです。真夜中であり、教授を始めとするスタッフがかけ
つけたのでしょうか?

栗本:
2.その後、どうも状態が緩やかながら進行しているように見えたので、青木氏
との会見後、心 臓に起因する塞栓(心原成塞栓)を溶かして流し去ろうという
血栓溶解療法を行なった。これが、午後7時半以降である。この療法は、血栓
溶解剤と、カテーテルによる押し流しを基本とするが、素人でも分かるように
とても難しい作業である。カテーテルを入れるのは手術と言っても良い。

乱夢:
血栓溶解療法をこの時刻(午後7時半以降)に行ったとは、常識的には考えら
れません。血栓溶解療法の説明で述べたごとく、3時間以内に始めないと出血
の危険性が増すので、禁忌なのです。

栗本:
3.これで血栓は流されたが、同時に周辺の血管を破ってしまったのではないか。
よってそこの段階で改めて血が脳内に流れ出し、結果として脳幹に至るような
昏睡」とか「意識不明」とかの状態になったのではないか。

乱夢:
カテーテル治療のミスによる出血の可能性はありうるが、ベテランがやってい
ると思うので、そんなことはなかったと願っている。

すると、ここで、

栗本:
1.最初の医師団の判断が甘かったのではないか、あるいは十分に危険を官邸要
人に伝えるべきだと思わせる告知がなかったのではないか、という疑問が生ま
れる。

乱夢:
これはありうることですね。でも、最悪の事態を想定して医者は対処していく
場合が普通ですけど。

栗本:
2.そして、小渕氏の過去からの主治医は心臓の専門家である。彼らひょっとし
てそのまま、超難度の血栓溶解療法に取り組んだということはないのか。つま
り、法的には問題はないが、「専門家ではない医師が対応して」重篤な状態に至
らしめたのではないかという疑問が生まれる。

乱夢:
脳外科医、神経内科医、循環器科医の3者が協議して、治療にあたっていると
思うので、そんなことはないと思うが。

栗本:
‥だいたい、日本の要人は、世界の要人である。世界の要人で、こんな情報が
隠された形で容態を急変させるというのは問題がありすぎはしないか。昭和天
皇陛下でさえ、医師団は常に記者会見を開いていたのである。この情報秘匿が
官房長官を中心に行なわれていたなら官房長官が、順天堂の判断なら順天堂が
きちんと釈明をせねばならない。つまり、大きな意味での医療ミスが小渕をの
っぴきならない状態に追い込んだのではないか、という疑いが生じる。

乱夢:
記者会見をして欲しいですね。公人ですからね。医療ミスとは、きつい表現で
すが、どのような状態でどのように治療したかを知りたいですね。

04/05/10:44am




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