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二十四日の衆院予算委員会の基本的質疑で、森首相が著書の中で、当時の社長の紹介で新聞社に入社した経緯を紹介していることをめぐり、教育ジャーナリスト出身の社民党の保坂展人民が「コネ入社ではないか」と厳しく問い詰めた。
首相によると、学生活動を通じて知り合った社長に入社を誘われたが、卒業間際になっても連絡がなかったため、同社に問い合わせたところ、「今年は採用しない」と回答された。その後、試験を受けたが、納得できなかった首相は答案用紙に解答を書く代わりに、「前途有望な学生をつぶすようなことはあってはならない」と書いたという。
保坂氏は「強引に白紙答案で強行突破するなんて、恥ずかしいと思わないのか」と批判したが、首相は「自分の主張を最後まで貰いた」と反論。さらに、「企業がペーパー一枚で就職を決めるのはよくない。人物を見て決めるべきだ」との持論を展開し、答弁も強行突した。