Tweet |
★部隊が第一師団に設置されたら、関東軍防疫給水部と呼んでやりましょうか。
防衛庁は、次期中期防衛力整備計画(次期防、2001-2005年度)期間中に、陸上自衛隊に生物兵器防護専任の部隊を設置する方向で検討を始めた。生物兵器は有事の際だけでなく、突発的なテロ、ゲリラなどでも使用される可能性が大きいため、民間防衛の観点からも早期に設置を進める必要があると判断した。今後、防衛庁長官の私的懇談会での研究や、米陸軍研究機関での訓練、調査を踏まえ、部隊の編成や要員などを詰める。
対処部隊には(1)生物兵器が使用されたかどうかの検知(2)細菌、ウイルスなど病原体の除染と防護(3)被害を受けた病人の治療と隔離――といった機能を持たせる方針。「戦場より、水源地や食糧のある場所でゲリラ的に生物兵器が使用される可能性が高い」(防衛庁幹部)として、人口密集地向けのテロ、ゲリラ活動に対処することも想定する。