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回答先: どこまで警察の腐敗と横暴を放置する気か! 投稿者 怒りの国民 日時 2000 年 3 月 10 日 03:59:47:
◆「警察は驕り、国民も批判しなかった」中坊氏に聞く
「警察組織は慢性病に陥っている」。国家公安委員会が発足を決め
た「警察組織刷新会議(仮称)」のメンバーになる前整理回収機構社
長の中坊公平弁護士は九日午後、読売新聞とのインタビューで、一
連の不祥事を生んだ警察の体質をそう批判した。その背景について
は「国民が警察をほとんど批判しなかったため、権力の驕(おご)りを
生んだ」と分析、「刷新会議も中身を公開し、国民の監視の下、より良
い議論を進めたい」と抱負を述べた。一問一答は次の通り。
――神奈川、新潟と続いた不祥事をどう思うか。
「たまたま偶然が重なったのではない。もっとごっつい、構造的な欠
陥が、マグマのように地底深くにたまっている。それが一挙に噴出した
ということだ」
――構造的な欠陥とは。
「大きく分けて二つ。一つがキャリア制度に代表される制度上の欠
陥。もう一つは、権力の驕りが見られるという意識上の問題だ」
――それが不祥事につながったということか。
「警察には犯罪者を逮捕できるという特権がある。これは今の社会で
は最大の権力だ。権力は放置すれば必ず驕りを生む。しかし国民に
は『逆らうと怖い』という意識があるから、何ら批判をしなかった。そして
警官に餞別(せんべつ)を渡したり、お酒を渡したりしてきた。そうした
因習の積み重ねや、長年の制度疲労が、不祥事を生んだのではない
か」
――国家公安委員会制度の是非は。
「国家公安委員会が、政治家からの中立性、独立性を主張するのは
正しい。しかし、それを強調しすぎるあまり、外部の意見に耳を貸さ
ず、独善に陥っているのが現状だ」
――具体的な改善策は。
「警察は慢性的な病気だと、自覚してもらわなければならない。そし
てキャリア制度を見直し、内部監察だけで済まさず、国民が警察を監
視するチェック機能を作ることが大切だ」
――まだ警察は再生できるということか。
「日本の警察の良さは、庶民性にある。昔は交番のおまわりさんが、
町のおじさんと冗談を言い合ったりする光景が、あちこちで見られた。
これこそが警察への信頼の原点。上層部にいるキャリアは、こうした触
れ合いを体験しないまま出世している。制度を改革し、その庶民性を
生かすことが、再生への近道だ」
(3月10日3:12)
http://www.yomiuri.co.jp/newsj/news04.htm