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京都の男児殺害容疑者飛び降りの10分前に捜査員が目撃
京都市伏見区の市立日野小学校で2年生の男児が殺害された事件で、任意同行
を拒否して自殺した岡村浩昌容疑者(21)が公団団地(14階建て)の屋上
にいるのを捜査員が発見したのは、飛び降りる約10分前だったことが17日、
分かった。属(さっか)憲夫京都府警本部長が記者会見で明らかにした。捜査
員は岡村容疑者を刺激しないようにしながら屋上へ上がる算段をしていたが手
遅れになったという。属本部長は「結果として任意同行がうまくいかなかった
のは誠に残念。今後の捜査を考える上で重く受け止めねばならない」と述べた。
府警山科署の捜査本部はこの日午後、岡村容疑者の自宅を再度、家宅捜索し、
室内から住所録や高校時代の通知表など二十数点を押収、容疑の裏付けを急い
でいる。
属本部長によると、団地14階に上がった捜査員の1人が屋上の岡村容疑者を
発見。捜査員は携帯電話でほかの捜査員と連絡を取り合う一方、岡村容疑者を
刺激しないように、直接声はかけなかった。屋上への上り口を探したが、鉄格
子の扉にかぎがかかっており、上がる方法を探しているうちに岡村容疑者が飛
び降りてしまった。発見から飛び降りまでは10分間ぐらいだったという。
(22:53)
http://www.asahi.com/0217/news/national17040.html
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