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回答先: カルマパ出国にダライ・ラマが関与? 中国外務省筋(朝日) 投稿者 F.P.宣伝省@親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 2 月 03 日 23:24:07:
サンケイスポーツ2/3「情報深海艇」
カルマパ17世の亡命劇
米CIAがバックアップ説の真偽
今年早々に世界を驚かせたニュースの一つが、チベットのカルマパ17世のイン
ド亡命だろう。雪のヒマラヤ山脈を徒歩で越えた決死の亡命劇が伝えられたが、
1か月近くが経過した最近になって、この亡命へのアメリカの関与がささやかれ
始めた。はたして、事の真相は?
カルマパ17世の亡命が報道されたのは1月7日のこと。チベットの活き仏で、
15歳になるカルマパ17世は、小学生くらいの年齢からサッカーに輿じる「ス
ポーツ少年」。そんな活き仏が、居住していた埜布寺を抜け出したのは昨年12
月28日の午後10時30分ごろ。6人の護衛と共に雪のヒマラヤ山脈を徒歩で
越えインドヘ亡命したと報道された。
だが、いくらスポーツ少年だからといって、専門の登山家が一大キャラバンを編
成して登るような冬のヒマラヤを、たった7人の素人で越えられるものか?あま
りにも不自然な報道に、当初から疑問が投げかけられていた。
しかも、亡命から2週間後には、30日未明、カルマパ17世の失踪に気づいた
中国側が、ネパールとの国境である樟木税開を封鎖していたことが明らかになっ
た。埜布寺からこの樟木税関まではヒマラヤを挟んで約800キロ。税関が封鎖
されるまでの30時間ほどで、徒歩でここを突破する…これはもう、非現実的な
話といっていいだろう。
そこで、専門家の間でささやかれ始めたのは、「CIAが亡命をバックアップし
た」というもの。チベットと隣接するネパールが、1970年代からCIAの重
要な活動拠点であったことがその根拠となっている。もしCIAが協力したな
ら、ヒマラヤ越えはヘリコプターを使ったのではないか。実際、中国のとある政
府高官も、「今回のような亡命劇は、国外の支援態勢なしには不可能なこと」と
語ったと伝えられた。
だが、もし、アメリカが今回の亡命に関与していたことが明らかになれば、米中
関係に緊張が走るのは必至。チベットをはじめ、新疆ウイグル地区などの少数民
族問題、そして台湾問題を抱える中国にとって、民族問題は国家解体の危険につ
ながる「触れられたくない問題」だからだ。そんな中国と、人権を最優先するア
メリカの主張がぶつかれぽ、日本もまた難しい位置に立たされる。今年もまた、
両隣の大国の動きから目が離せなくなりそうだ。