Tweet |
http://www.geocities.com/Tokyo/Dojo/1119/zakki-k02.html#20000115
三浦雑記帳
国際的な出来事(ニュース)に対する真相追求を試みる記事。
または国際的な出来事への個人的所感記事。
2000年1月15日
コンピューター2000年問題(Y2K問題)
コンピューター2000年問題(Y2K問題)は、事前に騒がれていたものの、年始にとりたてて大きなトラブルは発生しなかった。
この問題は1998年10大ニュースにも取り上げたが、当時は私自身よくわかっていなかった。その後何人かの人に問いかけたが、「大きな問題は何もおこらないだろう」という意見が多かった。そうかな、と思いつつも、最後まで納得したわけではなかった。
そんな折り、読んだのがジョン・コールマン『Y2K ニセモノか本物か』(1998年10月)というモノグラフだった。モノグラフとは、限定された単一小分野をテーマとする研究論文のことである。
このジョン・コールマンが書いたものは、かなりまともな内容で、Y2Kはニセモノであるとの指摘だった。
そして年があけ、その正しさが証明されたようなので、あらためて紹介してみたい。
【ジョン・コールマン『Y2K ニセモノか本物か』(1998年10月)】
【要約】
アメリカの商務省に、度量単位の制定・維持を行う国立標準局(1901年創立)という部署がある。
1968年11月1日、その国立標準局は、連邦情報処理基準として、様々な連邦政府機関の情報データに六桁の日付(西暦の下2桁、月日4桁の合計)を使用するよう命令する文書を作成した。この文書名は連邦情報処理基準書第四号である。
このような政府命令によって、今のY2K問題が発生した
こうしたことは1984年出版されたジェローム・T・マーレー、マリリン・J・マーレー共著『危機の中のコンピューター−迫り来るコンピューターシステム崩壊をいかに避けるか』で描かれていた。両方か、それともいずれかが、マーレーはIBMの行政・教育担当部門に勤務していた米国トップクラスのコンピューター研究者である。
そのうちに、アメリカで、そして日本で、大混乱を叫びたてる人々が現れ、危機を煽りたてた。 結果として、サバイバル用品、食糧、水が大いに売れ、業界は潤った。
よく聞かされた話として、昔は使用するカードが高かったので、スペースを節約するため、コンピューター製造企業は、西暦の下2桁だけで年号を処理しようとした。それがそのまま、今に至り、大問題になった。 しかし、さきほどの国家基準局は1968年11月に通達を出している。さらにその後もその通達を変えようとはしていない。
ということは、すべて連邦政府が最初から仕組んでいた、ということになる。
もしY2Kが誇張した表現であり、おおげさな話か、もしくは単なる憶測だとすれば、その目的は何なのか。そして、それは大きな陰謀の一端なのか。もし、そうだとすれば目的は何なのか。
Y2K問題は、西暦二千年の最初の十年に三百人委員会(注)によって計画されている大規模で深刻な本物の大破局から人々の注意と関心を逸らす為の陽動作戦(フェイント)にすぎない。
(注)三百人委員会は、ジョン・コールマンの主著『三百人委員会』に取り上げられている。
世界の国々を単一世界政府…新世界権力ニューワールドオーダー、グローバル・スタンダード…に導こうとして、そのための舞台つくりをしているのが三百人委員会である。
最後の陽動作戦という部分が本当だとすると、今度は本物の危機が来るが、その時人々はY2K問題の空騒ぎにこりていて、その本当の危機に対処することができないだろう、と予測していることになる。
実のことをいえば、こういったことを参考にしながら「大きな標準に人々を合わせる(超管理社会)ための予行演習の一つではないか」と1999年十大ニュースに書いた。予行演習というのは、官民あげて危機を言い、いろんな対策を指導してきたことをさしている。
Y2K問題の存在を知った当初、陽動作戦とは考えもしなかったが、今となっては可能性として充分ありうるのかもしれない。
【参考文献】
・ジョン・コールマン『Y2K ニセモノか本物か』1998年10月週刊日本新聞
・「二千年問題−聨邦政府が災いの種を蒔ゐたのか?」(テックス・マーズの「預言の力」五月號から)週刊日本新聞HP速報一
・「ジョン・コールマン博士のY2Kに対する見解」週刊日本新聞HP速報二