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回答先: カルマパ17世の米・台湾行き否定、チベット亡命政府(朝日) 投稿者 F.P.宣伝省@親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 1 月 16 日 10:13:36:
【北京16日=山本秀也】
中国政府の承認を受けたチベット仏教ゲルク派の高位活仏(かつぶつ=生き仏)、レティン・ラマ七世(二つ)の即位式典が十六日、チベット自治区ラサ市にあるジョカン寺で行われた。先にインドに脱出した活仏、カルマパ十七世の処遇などに直接の関係はないが、脱出劇で揺れる最中での式典実施は、チベットに対する中国政府の実効支配を誇示する狙いとみられる。
新華社電によると、即位は一九九七年二月に死去したレティン・ラマ六世の転生(生まれ変わり)に選ばれた男児を認定する儀式。仏像前でのてい髪といった宗教的な行事だが、中国の宗教行政を統括する国家宗教事務局やチベット自治区の高官らが参加、自治区の公式認証書を朗読するなど政治的色彩が目立った。
これまでのレティン・ラマは、最大宗派であるゲルク派内で最高位活仏、ダライ・ラマを補佐する摂政(せっしょう)を務めてきた。ゲルク派内では、ダライ・ラマ十四世に次ぐ高位にあるパンチェン・ラマ十世の転生探しをめぐり、在インドの亡命政府を率いる十四世と中国政府がそれぞれ別の男児を転生に認定しており、十四世側が認定した男児は現在、中国国内で行方不明となっている。