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回答先: チベット仏教の活仏が亡命 中国当局も「出国」を確認 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 1 月 08 日 10:17:25:
01/07 21:26 失われた両者の接点 対話、より困難に 外信86 #01
【北京7日共同】チベット仏教カギュ派の活仏カルマパ十七世(
14)は、中国政府と亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラ
マ十四世が共に正当な同派の後継と認める存在だった。今回の出国
は双方にとって事実上、唯一とも言える゛接点″が失われたことを
意味し、国際的な関心事でもある両者の対話がより困難となるのは
必至だ。
また四大宗派のトップのうち、ただ一人チベットにとどまってい
たカルマパ十七世の出国で、中国政府は自らが公認したチベット仏
教指導者パンチェン・ラマ十一世の正統性を主張する宣伝を強化し
、宗教管理政策をさらに徹底させるのは間違いなく、地元仏教界や
同派の信者らの反発が強まる可能性もある。
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
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(続) 000107 2125
[2000-01-07-21:26]
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01/07 21:26 失われた両者の接点 対話、より困難に 外信86 #02
今回の出国が同派や本人の意思による「強行」か、中国政府が「
容認」したものかは不明。しかし、中国政府がここ数年、チベット
への経済支援など懐柔策を強め、民族政策の成功をアピールしてい
るのとは裏腹のチベット情勢の不安定さが、カルマパ十七世の出国
で露呈したことは確かだ。
中国政府が昨年のコソボ紛争に見られた「民族問題を利用し、人
道主義を口実とした主権の侵害」に対する警戒を強めながら「富強
国家」実現に向けた民族の団結と安定を誇示する中、国内での民族
・宗教弾圧が激しくなることも懸念される。
(了) 000107 2125
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