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回答先: 『週刊金曜日』の抗議文 投稿者 ウマシカ 日時 1999 年 12 月 22 日 02:04:26:
回答書
先般ご抗議の件、ご指摘の箇所(『「買ってはいけない」大論争』11頁下段5
行目から10行目まで、及び83頁上段1行目から9行目まで) について、『文藝春
秋』平尾編集長に確認したり、執筆者や情報ルートなどに調査した結果、言われ
る通り、間接的な「伝聞」に基づいた 記述で「事実誤認」の色合いが濃いこ
と、つまり正確な事実ではない ことが判明いたしました。
いずれにいたしましても、私どもが、直接当事者に事実確認を怠ったことは明
らかですし、正確な事実でないまま掲載し、読者に誤解を 生むような表現で
あったことも明らかです。このことにつきまして、心よりお詫び申し上げますの
で、よろしく御容赦のほどお願い申し上 げます。
また、『買ってはいけない』執筆4氏などに「Part2」のご寄稿をお願いしてお
りましたところ、全員お断りのご返事をいた だきました。小社も、諸般検討い
たしました結果、「Part2」の出版を断念することにいたしました。
つきまして、本件「事実誤認」に関して、釈明と謝罪は、当初「Part2」誌面
でも掲載するつもりでしたが、出版断念につきできなくなり ましたので、とり
あえず『鹿砦社通信』(ファックス版、インターネット版共に)において近々に
行わせていただきます。 また、この「回答書」を御社の「抗議文」と共に『週
刊金曜日』にも掲載していただけましたら幸いです。
さらに、11月18日付けのファックスにて述べておりますように、準備しており
ました4刷以降の増刷を中止(事実上絶版の措置。 フィルム破棄、返品分の順次
断裁処理等も考慮中)させていただきます。
件の記事については、直接の執筆者が『文藝春秋』編集部はじめ当事者に事実
確認をせず、いわば「伝聞」で書いたことに始まっては おりますが、私どもと
いたしましては、恣意的なものはございません。「何らかの事情」があって「捏
造」したわけでもございません。 とは申しましても、直接当事者の方々に事実
確認をせず「事実誤認」(の色合いが濃い状態)のまま掲載した版元としての最
終責任は厳し く受け止めておりますので、4刷以降の増刷中止(事実上絶破の措
置)を決断した次第です。
以上、回答いたしますので、御高配の程よろしくお願い申し上げます。
西宮市甲子園高潮町6-25
株式会社 鹿砦社
代表取締役 松岡利康