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回答先: Re: ◆オウム「脱会者」への人権侵害について思う事◆ 投稿者 オリーブの栄光 日時 1999 年 12 月 16 日 07:16:03:
◆分かりやすいコメントをありがとうございました。
> 事件とは直接関わっていないのだから関係ないはずというのは一般市民側の論理で
> あって、警察側の論理はまた違います。公調はどうでもいい。(笑)
> 警察側の考えは、おまえは元信者なんだから、ひょっとして逃亡している元信者が
> 金の無心に来るかもしれない(たとえ今の住所を知らなくても)。だからおまえを観察
> するんだということになるのでしょう。
> あるいは現役の信者がおまえの所に来てテロの勧誘に来るかもしれないと、何とで
> も理由はつけられます。このあたりは現場の担当する警察官の心証次第でしょう。
◆では、こっちの村を担当される警察官としては、
税金と時間のただの無駄使いになるでしょうが、
じっくりと、うちの村を監視していただきましょう。
担当の警察官の方が暇そうだったら、酒ふるまって、
おせち料理でも、皆で一緒に食おうかな。
警察の内部事情や、現場のうっぷん話とかも、
一般市民としては、ぜひとも、いろいろと聞きたいし。
> 彼らはというか警察及び一部の弁護士も含めてですが、信者あるいは元信者の社会
> 復帰などこれっぽちも考えていないはずです。
> それは例えば謝罪しろとあれほど言っておきながら、いざオウムが謝罪すると一転
> してそれは信用できないという意見が存在するのを見ても明らかでしょう。
◆いや、あれでは、謝罪になっていないと見なされた
だけでしょうけどね。それは一般市民の私でさえ、
そう思いますから。
それに、あとで謝罪するぐらいなら、やるなよ。
極悪宗教といわれても、殺人宗教といわれても、
教義は貫きなさいよ。
それが宗教家の基本ですよ。
それで、教団ごと消えても本望じゃないですか。
妥協なんかするから、余計に世間や警察から
馬鹿にされるんですよ。
つまりは、日本人に言うところの「潔さ」がないんですよ。
この国には、死に方、消え方の「美学」ってものがあるんですから。
それを、法律なんか盾にとって、生き延びようとする思考そのものが、
もう充分に「アメリカ的に洗脳」されてますよ。
むろん、オウムの方も。
> そしてオウムが悪者でありつづけるためには、決して松本サリン?事件、地下鉄サ
> リン?事件における真相解明はやることはないだろう。
◆あれれ、とすると、神戸のA少年のときと、ほとんど同じタイプの
シナリオなんでしょうかね。
いや、あれは、川■重工がらみの北朝との軍事的背景が
原因だから、全く路線が違うかな・・・??。
◆しかし、いずれにしても、漫画チックですな。オウムは。
まるで、雑誌ムーの記事とか、側近の噂話を間に受けて、
麻原が、行き当たりばったりに、
気まぐれに遊びの方針を極めていたような稚拙さ。
(やめた信者の多くは、過去を振りかえって、
かなりの人数が、そう言ってましたね)
それに、なんだって、仏教にヒンドゥー教や仙道が
交ざらなければならんのでしょうな?
だいたい、釈迦は苦行を否定したはず。
温熱療法で死んだだの、逆さ吊りで死んだだの、
テープで縛った蓮華座で足が腐ったとか、
そういうアホな話を聞くにつけ、
つくづく、オウムは、漫画チックだと思いました。
「極限」だの、「徹底した修行」だの、
「カルマ落し」だのと言っては、
根っこの部分では、他の宗教との優劣、劣等感を意識して、
単に、修行内容を「創作」しているだけ。
これは、麻原の生来の劣等感から来るものだろう。
修行内容としても、
グルジェフワークや、禅のような「体系」としての
精度がまるでない。
しかし、どうせ、ごたまぜ宗教作るなら、
「法の鼻糞」みたいに、レジャーランド的なビジネスに
すればよかったものを・・・。
まぁー、同じ精神世界商法でも、
教祖のセンスと「育ちの違い」が出るのでしょうね。
◆最後に私の、ここ数年変わらぬ私見を言えば、
自分たちが「他人とは特別に違うことをしている」と
思っているオウム信者は、
まったく世間と同じほどに世俗的であり、
逆に、「自分たちは、正義だ」と思っているマスコミや
世論は、オウムと全く同じほどにカルト的であるということ。
しょせん、どんぐりの背比べということ。
◆ただね、今回、人権侵害にちょっと興味を持ったのは、
戦後、「人権だ、人権だ」って騒いできた日本人が、
ここへきて、まるで中世の魔女狩りと同じことを
しているのを見るにつけ、
人間とは、何万年経っても、結局は、何も成長もしないし、
文化的にも、知的にもならないし、
たんなるこの惑星の害虫であり、
奇形動物のようなもの、という認識を強めたわけです。
むろん、そういう私も、その奇形害虫ですがね。
〜終〜