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◆カルト・人種差別主義集団が「2000年」の標的準備
【ワシントン31日=大塚隆一】三十一日付の米紙ワシントン・ポストによると、米連邦捜査局(FBI)は、西暦二〇〇〇年を前に、米国内のカルト集団や人種差別主義者のグループが暴力行為の準備を進めている証拠があると警告する報告書をまとめた。
報告書によると、これらのグループは、世界の終わりを説く終末論や、国連が世界征服を企てているとする陰謀説を掲げており、コンピューターの二〇〇〇年問題に伴う社会の混乱が暴力行為の引き金になる可能性もあるという。
FBIがとくに警戒しているのは、「クリスチャン・アイデンティティー」「オディニズム」などの白人至上主義グループで、武器を購入したり、標的を探したりする不穏な動きを見せているという。
同紙によると、FBIは年明けにはテロや暴力行為が起きる可能性が高まるとみて、各地の警察当局に警戒を怠らないよう呼びかける方針だ。
(11月1日12:25)