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回答先: 「自宅から出ないで」 周辺住民に恐怖走る 差し替え 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 30 日 20:26:05:
09/30 14:35 「自宅から出ないで」 小学校など窓閉めきる 住民 社会80 #01
「近くに住む住民は自宅から出ないでください」。茨城県東海村
役場は防災無線を通じて工場近くの住民に呼び掛けた。三十日起き
た、同村にあるウラン加工施設での放射能漏れ事故。「三人が被ば
くし、病院に運ばれた」「臨界事故の可能性が高い」―。役場や警
察、消防本部には次々と情報が集まる。小学校や幼稚園では窓を閉
めきり、被ばくの危険を避けた。
住民からの問い合わせが殺到する東海村役場の担当者は「高い濃
度の放射能が漏れているかもしれない」と緊張した声。最悪の事態
になるのではと周辺住民には恐怖が走った。
(続) 990930 1435
[1999-09-30-14:35]
09/30 14:35 「自宅か 社会80 #02
東海村が村役場内に緊急対策本部を設置したのは午後一時前。直
ちに「ウラン加工施設で従業員三人が被ばくする事故がありました
」と村民全戸に無線放送。「事故直後、周辺の放射線量が上昇しま
したが、平常に戻っています」と冷静な対応を求めた。
「ジェー・シー・オー」東海事業所は原子力施設がひしめく東海
村の国道6号沿い。事故直後に駆け付けた原子力関係者は「二酸化
ウランの粉末が小爆発し、放射能が漏れたのではないか」と不安げ
な表情。
東海村消防本部の担当者は「粉末ウランの転換作業中に放射能漏
れがあったようだ」とうわずった声で話し、その後の状況について
は「分からない」を繰り返すばかり。被ばくした作業員が搬送され
た国立水戸病院では「容体を含め、まだ何も確認できていません」
と話すだけだった。
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09/30 14:35 「自宅か 社会80 #03
施設から約二キロ離れた村立石神小学校(三百十八人)では児童
に外に出ないよう指示し、校舎のすべての窓を閉めた。六年生担任
の男性教諭(38)は「子どもたちは『大丈夫かな』と心配そうな
顔をしていたが、普段から原子力の知識を学習しているため、大き
な混乱はなかった」と話した。
村立石神幼稚園でも、窓を閉めきり園児を外に出さないようにし
た。後藤靖代園長は「放射線といわれても目に見えないものなので
、どう対応していいか…」と戸惑っていた。
(了) 990930 1435
[1999-09-30-14:35]共同