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回答先: 「自宅から出ないで」 周辺住民に恐怖走る 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 30 日 20:20:56:
09/30 13:57 「自宅から出ないで」 周辺住民に恐怖走る 社会70 #01
「近くに住む住民は自宅から出ないでください」。茨城県東海村
役場は防災無線を通じて工場近くの住民に呼び掛けた。三十日起き
た、同村にあるウラン加工施設での放射能漏れ事故。
「三人が被ばくし、病院に運ばれた」「事故直後に周辺の空間線
量率が上昇した」「臨界事故の可能性が高い」―。次々と情報が集
まる役場や警察。
住民からの問い合わせが殺到する東海村役場の担当者は「高い濃
度の放射能が漏れているかもしれない」と緊張した声。これまでで
最悪の事態になるのではと周辺住民には恐怖が走った。
（続） ９９０９３０ １３５７
[1999-09-30-13:57]
09/30 13:57 「自宅か 社会70 #02
事故が発生したのは同日午前十時三十五分。東海村消防本部の担
当者は「粉末ウランの転換作業中に放射能漏れがあったようだ」と
うわずった声で話し、その後の状況については「分からない」を繰
り返すばかり。被ばくした作業員が搬送された国立水戸病院では「
容体を含め、まだ何も確認できていません」と話すだけだった。
東海村消防本部は午前十一時すぎに消防車二台を現場周辺に出動
させ、放射能漏れの影響などを調べるなど、対応に必死。非番招集
も約十人。二台しかない電話には「大丈夫か」という住民からの問
い合わせがひっきりなしにかかるが、同本部は「影響ない」と繰り
返していた。
（続） ９９０９３０ １３５７
[1999-09-30-13:57]
09/30 13:57 「自宅か 社会70 #03
立ち入り規制された現場周辺には「前代未聞の事故」という緊迫
感が漂った。
県の原子力安全対策課の職員は「事業者の測定だが、施設周辺で
通常の一万五千倍に当たる毎時○・八四ミリシーベルトの放射線が
測定されたようだ」と緊張した表情。
施設の近くの村立石神小学校（三百十八人）では児童に外に出な
いよう指示。校舎のすべての窓をしめ、下校は村の指示があるまで
待つように伝えた。
（了） ９９０９３０ １３５７
[1999-09-30-13:57]共同
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