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◎邦人人質1人が一時病気か キルギス南部の避難民証言
【ビシケク26日共同】キルギスの日本人技師拉致(らち)事件
で、キルギス軍高官は26日、避難民2人の証言として、イスラム
武装勢力により南部ホジャアチカンのシェベル村で拘束されていた
日本人人質の1人が、約10日前熱病にかかっていたことを明らか
にした。
この人質は眼鏡をかけていたというが、氏名や年齢など詳細は不
明。地元住民による薬草などの伝統療法で、約4日後に回復した。
避難民らが最後に日本人を目撃したのは7日前だという。
また日本人人質らは当初、現地の水が原因で下痢に苦しんでいた
が、現在は正常な状態に戻った。しかし、現地には肉や薬もないと
いい、人質が劣悪な衛生環境に置かれていることをうかがわせ、長
期化する拘束生活による健康への悪影響が懸念される。
2人の証言によると、9月中旬まで日本人らは半ズボン姿だった
が、その後ジーンズにセーター姿になったといい、人質らはある程
度、暖かい衣類も所持しているもようだ。また、日本人は2人ずつ
別々の家屋に寝泊まりしているが、宿泊場所は毎日変えさせられて
いるという。 (了)
[共同 9月27日] ( 1999-09-27-07:30 )