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回答先: 解放交渉は今週がヤマ場 拉致事件、1カ月 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 22 日 18:59:32:
◎邦人人質いないと初空爆 キルギス南部でと政府筋
【ビシケク24日共同】キルギスの日本人技師拉致(らち)事件
で、同国政府筋は24日、日本人人質が、これまで拘束場所といわ
れていた南部ホジャアチカン地区にいないことが確認されたため、
第3国の空軍機が23日、武装勢力の主要占領地である同地区に集
束爆弾を使った空爆を初めて実施したことを明らかにした。
同筋は日本人人質の移動先はタジキスタン北部とみられると語っ
た。
また同筋は武装勢力との人質解放交渉が不調に終わった場合、キ
ルギス政府軍が数日中にも武装勢力に対し本格的な攻撃を開始する
可能性があると述べた。
これは、キルギス領内に日本人人質がいないとして、キルギス軍
がウズベキスタン軍などと合同で武装勢力への本格的な攻撃を計画
していることを示すとみられる。
同筋は日本人が同地区にいないことは偵察活動の結果判明したと
述べた。
空爆したのは集束爆弾を保有するカザフスタン軍機とみられるが、
同筋はウズベキスタン軍のヘリコプターも偵察活動を開始するなど、
既に南部で周辺国との合同の軍事作戦が始まっていることを認めた。
今回の空爆による武装勢力の死傷者数は不明。
これに対し、24日の記者会見でジャヌザコフ安保会議書記は同
地区に日本人人質が依然としているため空爆はしていないと否定し
た。
同筋は同国のバキルウル下院議員や人権活動家アクノフ氏による
非公式交渉が失敗すれば「政府軍が攻撃を行う可能性がある」と指
摘、「政府の最高レベルで軍事作戦を策定中」と述べた。
国防省筋によると、同省や内務省の特殊部隊の投入準備が整いつ
つあり、既に一部が武装勢力の占領地域に向け移動したとも言われ
る。
(了)
[共同 9月24日] ( 1999-09-24-18:53 )