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回答先: ジャカルタ一気に騒然 深夜まで道路を占拠 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 24 日 09:16:25:
◎3人死亡、学生抗議続く ハビビ政権一層窮地に
【ジャカルタ24日共同】インドネシア国会が23日可決した危
険事態対策法(国家治安法)に対する学生の抗議行動は24日、2
日目に入り、国会に近いジャカルタ都心のアトマジャヤ大学周辺で
学生と治安部隊の攻防が続いた。
病院関係者は24日、前日の衝突で3人が死亡したと確認した。
負傷者は100人以上とみられる。
政治資金疑惑や東ティモール問題で信用が失墜しているハビビ政
権は、昨年11月以来の大規模デモで流血の事態を招いたことで一
層窮地に追い込まれそうだ。
国民協議会(国権の最高機関)の10月1日召集を控え、「旧体
制打破」を掲げて政府・国軍を批判する行動が全国で広がっており、
一気に政治・社会危機に発展する可能性も出てきた。
国民協議会は10月1日−3日に、議員就任宣誓、ハビビ大統領
の総括報告演説、議長の選出などを済ませた後、11月に再開して
次期大統領を選ぶ予定だが、大統領の報告が承認を得られず退陣に
追い込まれる可能性や、直ちに大統領選を実施する案が取りざたさ
れている。
ハビビ大統領は続投を目指す構えを崩していないが、巨額の再選
対策資金を不正に調達したとされるバリ銀行疑惑が側近を直撃して
いる上、大統領が主導してきた東ティモールの住民投票が混乱を招
き多国籍軍受け入れを余儀なくされているため、与党ゴルカル党内
でも公然と退陣論が出ている。 (了)
[共同 9月24日] ( 1999-09-24-16:32 )