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◎ジャカルタ一気に騒然 深夜まで道路を占拠
【ジャカルタ24日共同】インドネシアの危険事態対策法(国家
治安法)可決に抗議、首都ジャカルタで治安部隊と衝突した学生ら
は24日未明まで中心部の大通りを占拠、治安部隊と衝突を繰り返
した。
これほど大規模な学生運動は昨年11月、国民協議会(国権の最
高機関)特別会開催時にハビビ大統領退陣を要求するデモが行われ
て以来。次期国民協議会の序幕となる議員宣誓就任式を1週間後に
控え、ジャカルタは一気に騒然としてきた。
ジャカルタ中心部のアトマジャヤ大学前の大通りは24日未明に
なっても完全に封鎖され、学生のほかに一般の若者が加わり、路上
で廃品などを燃やして騒いだ。治安部隊は散発的に催涙ガス弾を発
砲、白い煙が漂った。
大学は9月に新入生を迎えて学生運動が活力を得ている。ただ国
軍の暴走を警戒して同法に反発する一方で、国軍の関与が濃厚な東
ティモールの人権侵害にはほとんど沈黙している。 (了)
[共同 9月24日] ( 1999-09-24-08:02 )