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回答先: 解放交渉は今週がヤマ場 拉致事件、１カ月 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 22 日 18:59:32:
◎数日中に本格攻撃開始も 解放交渉失敗ならと政府筋
【ビシケク２４日共同】キルギスの日本人技師拉致（らち）事件
で、イスラム武装勢力との人質解放交渉が不調に終わった場合、キ
ルギス政府軍が数日中にもイスラム武装勢力に対し本格的な攻撃を
開始するとの見方が出始めた。大規模な掃討作戦が実施されれば人
質の安全が懸念される。
キルギス政府筋は２３日「政府の最高レベルで軍事作戦が策定中」
と述べ、同国のバキルウル下院議員や人権活動家アクノフ氏による
非公式交渉が失敗すれば「政府軍が攻撃を行う可能性がある」と指
摘。今後数日間の解放工作で成果がなければ、本格的攻撃を開始す
ることを示唆した。
キルギス政府は、政府軍の態勢が整わないことに加え、平和的な
事件解決を目指す立場から、これまで武装勢力への大規模な攻撃を
回避。このところ活発化する武装勢力の攻撃に対しても守勢に回っ
ている。
しかし国防省筋によると、同省や内務省の特殊部隊の投入準備が
整いつつあり、既に一部が武装勢力の占領地域に向け移動したとも
言われる。
また武装勢力の母体であるイスラム原理主義組織「ウズベキスタ
ン・イスラム運動」の早期掃討を求めるウズベクのカリモフ政権か
らの圧力も強まり、キルギスのアカエフ大統領は「決断を迫られつ
つある」（下院野党筋）とみられる。
国防省筋によると、トポエフ国防相は２２日、南部バトケンでウ
ズベク国防省幹部と合同軍事作戦について協議。２３日、アカエフ
大統領に報告するためビシケクに戻った。
バキルウル議員は、武装勢力との予備交渉のためアラブ首長国連
邦（ＵＡＥ）を訪問。近く第３国で本格交渉に入る見通し。一方、
アクノフ氏はアフガニスタンなどで武装勢力最高指導部との交渉を
行うことになっている。 （了）
［共同 ９月２４日］ ( 1999-09-24-15:29 )
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