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回答先: 自衛隊が対ゲリラ実戦訓練 原発、空港など想定 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 19 日 09:34:11:
◎北朝鮮生物兵器が念頭 米国の要請も反映=差替
【ウラジオストク18日共同】防衛庁が18日までに、来年度か
ら生物兵器対策に着手する方針を決めた背景には、7月の日米防衛
首脳会談でコーエン米国防長官が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)の同兵器開発動向を踏まえて対策の必要性を強調したことが挙
げられる。
昨年8月のテポドン1号発射以来、「日本政府がミサイルの発射
に神経が集中している」(防衛庁筋)との側面は否定できない。だ
が米国はミサイル長射程化に加え、核や生物化学兵器など大量破壊
兵器の拡散に強い懸念を示してきた。
1999年の防衛白書も「(北朝鮮は)相当量の化学剤を保有し、
生物兵器も一定の生産設備を保有しているとみられる」と指摘。に
もかかわらず、これまで生物兵器対策は「ほとんどゼロ」(野呂田
芳成防衛庁長官)の状態だった。
その理由を防衛庁幹部は「危険が現実化していなかった」と説明
するが、旧日本軍の731部隊が生物兵器開発で人体実験を行った
などとの指摘から「防御的な研究とは言え、国会での批判を気にか
けていた」(同庁筋)との声もある。
こうした空気を反映してか野呂田長官は、同行記者団との懇談で
「生物兵器対策は国民の命を守るためであり、専守防衛に反しない
と断言できる」と強調した。
(了)
[共同 8月18日] ( 1999-08-18-23:59 )