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回答先: 解放交渉は今週がヤマ場 拉致事件、１カ月 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 22 日 18:59:32:
◎解放待ち続ける関係者 邦人拉致事件１カ月
中央アジア・キルギスの日本人技師拉致（らち）事件は２３日で
１カ月となるが、解決のめどが立たないまま長期化している。会社
関係者や留守家族らは４人の安否を気遣いつつ、無事解放を待ち続
けている。
４人を派遣した国際協力事業団（ＪＩＣＡ、東京都渋谷区）は総
務部、鉱工業開発調査部のスタッフ約３０人で対策本部を維持。外
務省と連絡を取り、解放時の医療ケアや日本への移送手続きなどを
詰めている。
小島雅彦広報課長代理は「情報がまちまちなので、どれを信じて
いいのか分からない。政府から安全対策を見直すように指示がある
が、解決してからやるつもり。とにかく解決が先」。
４人のうち３人が関連会社社員の三井金属（東京都品川区）は現
地に詰めた社員らから情報を収集、１日２回は家族に定期的に連絡
しているという。土屋義弘広報室長は「（家族は）心労があると思
うが、解放まで忍耐強く待っていただくしかない」と話す。
三井金属資源開発社員原田陽夫さん（３８）の母さだめさん（６
８）は、長野県御代田町の実家でひたすら無事を祈る日々。事件直
後、ショックを受け寝込んだが、今は回復し、畑仕事などをしてい
る。「テレビの前にずっといるのはやめました。いろいろ考えても
仕方がないので、身体を動かすようにしています」と言葉少なだ。
４人のうち最年長の同社社員有家敏晃さん（５８）の留守宅（岐
阜県神岡町）。近くに住む叔母大松テルさん（７８）は「どれが事
実なのか分からない。１日がどんどん長く感じられるようになった」
と心配顔。
今月６日にキルギス当局に届いた日本人技師の署名が書かれた手
紙が公開されたが、神岡町の技師仲間は「有家さんはもっと丸みを
帯びた大きな字を書くはず」と少ない情報にいらだちを募らせてい
た。 （了）
［共同 ９月２２日］ ( 1999-09-22-17:40 )
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