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回答先: 新潟コシからカドミウム 町が出荷の保留を要請 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 21 日 19:16:29:
鹿瀬町のコメから高濃度のカドミウム 出荷見合わせを 新潟県
NHK 9/21 13:32
新潟県鹿瀬町(カノセマチ)で今月収穫されたコメから、法律の安全基
準を超える高い濃度のカドミウムが検出されました。
県では、カドミウムが検出された地区の農家に米の出荷を見合わせるよ
う要請するとともに、対策会議を設置して原因の究明に乗り出すことを決
めました。
新潟県によりますと、高い濃度のカドミウムが検出されたのは、鹿瀬町
深戸(フカド)地区で今月収穫されたコシヒカリの玄米です。
食品衛生法で販売が禁止されている基準の一ppmを超える一・五八p
pmのカドミウムが検出されました。
今回の調査は、おととしと去年行われた農林水産省の調査の結果、食糧
庁が食用以外の用途に回すよう指導している基準の〇・四ppmを超える
カドミウムが検出された県内九か所の地区のうち、今年最も早く稲刈りが
行われた鹿瀬町深戸地区について、県が緊急調査したものです。
今回の調査結果を受けて、県では深戸地区の三十二戸の農家に対し、こ
れから収穫が見込まれる合わせて三十六トンの米の出荷を見合わせるとと
もに、自分の家でも食べないよう要請しました。
県では、今月下旬に改めて詳しい調査を行うとともに、国や町と対策会
議を設立して原因究明に乗り出すことを決めました。
また、去年までの調査でカドミウムが検出された鹿瀬町以外の八か所に
ついても、今後、詳しい調査を行う方針です。
深戸地区では、昭和四十九年にも収穫された玄米から高い濃度のカドミ
ウムが検出されたことがあり、当時、近くにあった銅鉱山との因果関係が
指摘されました。
このため、土壌の入れ替えなどの土地改良事業が行われ、県は昭和五十
四年にいったん安全宣言を出していました。
[N H K ニュース 9月21日] ( 1999-09-21 13:32 )