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回答先: 東ティモール 事実上の国連統治開始 行政整備など支援へ 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 20 日 18:54:11:
◎多国籍軍が主要施設を確保 インドネシア軍と治安協議
【ディリ(東ティモール)20日共同】東ティモールの治安回復
を図る多国籍軍「東ティモール国際軍」(INTERFET)は2
0日、第1陣の兵員が続々と中心都市ディリに空路到着、市内の空
港や港など主要施設を確保した。
インドネシア国軍当局者によると、午後5時(日本時間同6時)
までに到着したのは1190人で、予定された第1陣の2500人
全員の到着が完了するのは21日になる。
コスグローブ司令官(オーストラリア)も同日午後ディリ入りし、
インドネシア国軍のキキ・シャナクリ東ティモール治安回復作戦司
令官と再会談した。同当局者によると、双方は多国籍軍の展開計画
や治安維持の引き継ぎ方法などを話し合う「合同治安協議グループ」
の設置で合意した。
一方、併合派民兵はインドネシア・西ティモールとの境の西部ボ
ボナロ県などに集結して抵抗する構えをみせており、多国籍軍が東
ティモール全域に速やかに展開できるかどうかは予断を許さない状
況だ。
コスグローブ司令官はディリ空港で記者会見し「併合派民兵など
との衝突もなく、安定化作戦を順調に進めている」と強調。市内は
「昨夜、散発的な銃声が聞こえたが、現在、空港周辺を含め比較的
平穏な状態だ」と述べた。国連東ティモール派遣団(UNAMET)
のマーティン代表も同日、ディリに戻った。
併合派は19日、最大拠点のボボナロ県バリボで新たな連合組織
を結成。「独立が決まれば東ティモールを2分割する」と主張して
おり、西部を実効支配し武力抵抗を続ける懸念が強く、多国籍軍が
展開すれば衝突の恐れも大きい。
多国籍軍は最終的に8000人規模になる見通し。司令官による
と、第1陣はオーストラリアを中心にニュージーランド、フィリピ
ン、タイ、フランス、英国、米国の計7カ国で構成されている。
(了)
[共同 9月20日] ( 1999-09-20-21:50 )