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回答先: キルギス、ウズベク大統領暗殺未遂犯が指導か 組織の一端明らかに 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:49:32:
◎キルギスで越冬の構えか 邦人拘束が長引く懸念も
【ビシケク10日共同】キルギスの日本人技師拉致(らち)事件
で、本格的な冬の到来を前に人質解放交渉入りを焦っているとされ
たイスラム系武装勢力が、豊富な食糧や資金を背景にキルギス南部
を拠点に越冬、長期戦を構える準備を進めているとの見方が強まり
始めた。
当初は降雪によりキルギス領内で身動きがとれなくなることを恐
れる武装勢力が、交渉開始を急いでいるとの観測もあった。同勢力
がキルギス内での越冬を検討し始めているとすれば、日本人人質を
盾として拘束がさらに長期化する懸念が高まってくることになる。
キルギス政府と武装勢力の間の人質解放交渉で、唯一の仲介役を
務める人権活動家トゥルスンベク・アクノフ氏も10日の記者会見
で「武装勢力は交渉を急いでいる」と指摘しながらも、資金は豊富
で「住民から羊を買うなど食糧は足りている」と述べ、キルギス内
で長期戦の構えを見せ始めていることを示唆した。
別の情報筋も、武装勢力が地元住民から常に100ドル札で羊な
ど食料を購入していると述べ、武装勢力が潤沢な資金を持っている
ことを明らかにした。
武装勢力は要求の一つに、ウズベキスタンへの原理主義国家建設
を目指し同国への安全な通行を掲げているが、8日、南部バトケン
地区入りした地元紙記者は、武装勢力が当面この要求を放棄し、拠
点をタジキスタンから新たにバトケンへ移すことを検討し始めてい
るとの見方を示した。
交渉関係筋も、同地区の山岳地帯には温泉や、内部が室温同様の
洞窟もあると述べ、キルギスでの越冬は武装勢力にとって問題でな
いとの見解を示している。 (了)
[共同 9月10日] ( 1999-09-10-16:56 )