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◎北京で法輪功が再び活動 50周年に向け不安要素残る
【北京9日共同】9日付の中国紙、北京日報などによると、非合
法組織として徹底的な取り締まりの対象となり、活動が見られなく
なっていた気功集団「法輪功」のメンバー19人が7日、北京市内
で再び集会を開いた。
中国政府は7月22日に法輪功を非合法化し、指導者、李洪志氏
らへの批判キャンペーンを開始。法輪功幹部らが次々と脱退して壊
滅状態となったため、8月末にはキャンペーンを打ち切っていた。
しかし、10月1日の建国50周年に向け街頭の警備が強化され
ているこの時期に、法輪功メンバーらが再び警察当局の監視をかい
くぐって活動したことは、社会の「安定」を重視する中国指導部に
とって不安要素となりそうだ。
報道などによると、海南省の法輪功幹部が北京市や吉林省の幹部
と連絡を取って、集会を計画。7日午後6時半に19人のメンバー
が集まって北京市内の川岸で集会を行った。うち5人は駆け付けた
警察官に逮捕された。
9日付の北京日報は評論員論文で「われわれは、法輪功との闘争
が長期かつ困難であることを深刻に認識しなければならない」と呼
び掛けた。
(了)
[共同 9月 9日] ( 1999-09-09-23:49 )