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回答先: 東チモール 治安次第で国連枠外での介入も=日本の参加も想定−NZ外相 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:44:03:
◎ディリ、併合派が制圧 邦人、チャーター機で脱出
【ディリ(東ティモール)6日共同】住民投票後に騒乱状態に陥
った東ティモールでは6日朝まで、独立派の勝利に抵抗する併合派
民兵が破壊活動を続け、東ティモールの精神的指導者でノーベル平
和賞受賞者ベロ司教の自宅にも放火。中心都市ディリは併合派の制
圧下で死の街と化した。
日本の文民警察官2人や政府関係者ら計23人は6日朝、地元警
察に警備されて空港へ向かい、日本政府チャーター機でスラウェシ
島のウジュンパンダンへ向けて出発した。
インドネシア政府が住民投票後「治安は責任を持つ」と重ねて約
束したにも関わらず、治安が悪化したことで国際社会の非難が一層
強まり、国連平和維持軍(PKF)の派遣が最大の焦点になった。
国連東ティモール派遣団(UNAMET)本部のあるディリでは
6日朝まで、銃撃音や爆撃音が激しく響きわたった。
目撃者によると、5日夜、ディリにあるベロ司教の自宅と隣接す
る教会事務所が焼かれた。
国際赤十字委員会の発表によると、同委員会ディリ事務所や教会
に避難した住民は約2万5000人に達している。
日本政府は、チャーター機の出発とともに在ディリ連絡調整事務
所を閉鎖。ディリに残っている日本人は国連ボランティアの松野明
久・大阪外語大助教授夫妻や共同通信記者ら。
UNAMETのボランティア100人も6日、航空機で脱出する
予定。
ポルトガルのグテレス首相は5日夜、「もはやインドネシアに治
安維持の能力がないのは明らかだ」と同国を非難した。
4日から5日に掛けて100人以上の死者が出ているとみられ、
独立派武装組織「ファランティル」のルアク司令官代行はポルトガ
ルのラジオに対し「これ以上悪化するなら、われわれも反撃する用
意がある」と怒りをあらわにした。 (了)
[共同 9月 6日] ( 1999-09-06-08:16 )