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回答先: キルギス、ウズベク大統領暗殺未遂犯が指導か 組織の一端明らかに 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:49:32:
◎武装勢力への反撃開始か 拉致事件でキルギス軍
【ビシケク6日共同】キルギスの日本人技師拉致(らち)事件で、
キルギス国防省によると、武装勢力側との戦闘で当初苦戦が伝えら
れた同国軍は4日夜から5日未明、南部チョンアライ地区から武装
勢力をタジキスタン側に敗走させるなど、徐々に反撃に転じ始めた
もようだ。
イマナリエフ・キルギス大統領報道官は4日、武装勢力がこれま
で拠点としてきたザルダリなどバトケン地区3カ所の村から撤退し
たと言明。さらにジャヌザコフ大統領府安保国防問題担当部長も同
日、キルギス軍がバトケン、チョンアライ両地区の戦闘で武装勢力
がタジキスタン側に敗走したと発表した。
ロシアやウズベキスタン、カザフスタンなど周辺中央アジア諸国
の軍事支援をはじめ、予備役を動員してのタジキスタンとの国境封
鎖作戦が効果を現し始めたとみられるが、退却は一時的との見方も
ある。国防省報道部は、武装勢力がいつキルギス側に戻ってきても
おかしくないと警戒しており、予断を許さない情勢だ。
武装勢力が占拠するキルギス南部一帯は標高4000−5000
メートル級の険しい山々が連なる。さらに高い山岳地帯を抱えるタ
ジキスタンが拠点で山岳戦に慣れた武装勢力に対し、戦闘経験の少
ないキルギス軍は、連夜の夜襲に不意をつかれ、当初は劣勢と伝え
られていた。 (了)
[共同 9月 6日] ( 1999-09-06-08:03 )