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回答先: キルギス、ウズベク大統領暗殺未遂犯が指導か 組織の一端明らかに 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:49:32:
◎キルギス事件の犯人像 大物テロリストらが指導
【ビシケク2日共同】国際手配中の大物や親子2代のテロリスト
も−−。キルギスの日本人技師拉致(らち)事件は、発生から9日
目になって英BBCに犯行声明が伝えられるなど、イスラム系武装
勢力指導者らの人物像が次第に明らかになってきた。
地元紙の報道などを総合すると、武装勢力のリーダーの一人とさ
れるのがタヒル・ユルダシュ氏。ウズベキスタン共和国の首都タシ
ケントで今年2月に起きたカリモフ大統領暗殺未遂事件の主犯とさ
れ、国際刑事警察機構の指名手配を受けている。
1967年、同国ナマンガン州に生まれ、今回の拉致事件の指揮
者とされるジュマバヤ・ナマンゴニ司令官の右腕だ。
また、7月末にキルギス人拘束事件を起こしたのはアブドバリ・
ユルダシュ野戦司令官とされる。同司令官の父はビシケクのイスラ
ム教寺院の聖職者で自らもテロ活動に従事。テロリストらは98年、
同寺院を拠点に強盗や麻薬取引などを行っていたという。
タヒル、アブドバリ両氏は原理主義組織「ウズベキスタン復興イ
スラム党」の活動家だ。同組織は旧ソ連時代の87年、アフガニス
タン人、パキスタン人などが多いナマンガン州でイスラム主義国家
建設のため結成された。
91年の直接選挙でイスラム原理主義との対決を掲げるカリモフ
大統領が就任した後、「復興イスラム党」は激しい反政府活動を展
開、当局の追及を受けている。 (了)
[共同 9月 2日] ( 1999-09-02-15:37 )