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回答先: キルギス、ウズベク大統領暗殺未遂犯が指導か 組織の一端明らかに 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:49:32:
◎邦人人質の安全保証 目的は「捕虜交換」=差替
【ビシケク1日共同】キルギスの日本人拉致(らち)事件で、ウ
ズべキスタンの反政府イスラム武装勢力が英BBC放送に対し(1)
武装勢力が攻撃を受けない限り、日本人人質の安全は保証(2)拉
致の目的はウズベキスタンの刑務所にいる数人との捕虜交換|など
と明らかにしていたことが1日、分かった。武装勢力が拉致の目的
を明らかにしたのは初めて。
先月31日、「ウズベク・イスラム運動」の指導者タヒル・ユル
ダシュの側近と名乗るアブドル・ラヒム師が、ロンドンの同放送に
電話で伝えてきた。ラヒム師は、今回の作戦は相当前から計画、日
本人を拘束したのは偶然だったと指摘。目的は身代金ではなく、ウ
ズベキスタン当局によって投獄され、拷問を受けている数人と人質
との交換で「ウズべキスタンが空爆などをしない限り、人質の安全
は保証する」と述べた。
しかし、人質の解放条件が政治犯との交換とすれば、事件の長期
化は不可避となる。ウズベキスタンでは今年2月のカリモフ大統領
暗殺未遂事件で、反政府勢力メンバーや親族らを含め約500人が
逮捕されたとみられている。
一方、キルギス当局は武装勢力が先月31日夜、人質にとってい
た警察官3人を解放、さらに1日にも、警官1人を解放したことを
明らかにした。現地のキルギス軍幹部によると、バトケン地区のホ
ジャアチカンで拘束されている日本人4人は羊の皮で作ったテント
で生活。食事もきちんと与えられているという。
キルギス当局は、4人の解放は地元の長老らによる交渉の成果だ
と強調。残る人質は13人とみられる。
ラヒム師は日本人技師らを拘束しているイスラム武装勢力と関係
しているとみられるイスラム原理主義組織「ウズベキスタン復興イ
スラム党」の指導者の1人。 (了)
[共同 9月 2日] ( 1999-09-02-01:02 )