Tweet |
回答先: 日本人技師4人が拘束 キルギス大統領府が確認 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 23 日 21:33:46:
◎人質救出作戦は第2段階に 空爆で武装勢力掃討を開始
【ビシケク(キルギス)27日共同】ビシケクの消息筋によると、
中央アジア・キルギス国防省高官は26日夜、日本人技師らを拉致
(らち)したイスラム武装勢力に対し軍が第1段階として同日から
空爆などによる大がかりな掃討作戦を開始し、武装勢力側に多数の
死傷者が出ていることを明らかにした。
高官はまた、人質らは無事としながらも本格的な人質救出は第2
段階の作戦になると言明。23日の発生から5日目を迎えた事件は
解決までにさらに時間がかかる可能性が出てきた。空爆実施で武装
勢力側が態度を硬化すれば人質の安否への懸念も高まることになる。
事件現場の南部バトケン地区の国防省筋によると、27日未明も
銃撃などによる軍と武装勢力間の戦闘が続いており、情勢は緊迫感
を増している。
高官によると、キルギス空軍が26日にロケット砲など空爆を実
施したのは、日本人技師4人が拘束されているホジャアチカン付近
から20キロほど離れたザルダリ村一帯。またホジャアチカン周辺
でも戦闘が続いているという。
一方、国防省当局者や安全保障会議当局者は26日夜から武装勢
力に対する大規模な攻撃が始まると指摘していたが、27日未明段
階で実際の戦闘規模など詳細は定かでない。
高官が指摘する第1段階の掃討作戦の期間などは不明で、武装勢
力側が抵抗を強めれば人質救出がそれだけ遅れることになる。
(了)
[共同 8月27日] ( 1999-08-27-07:43 )