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回答先: 軍事的圧力で事態打開へ キルギスの掃討作戦 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 27 日 15:38:35:
◎キルギス軍苦戦と保安当局 事件長期化への懸念高まる
【ビシケク２７日共同】キルギス南部の日本人鉱山技師拉致（ら
ち）拘束事件で、キルギス軍は２６日深夜から２７日未明にかけて、
イスラム系武装勢力に対し大規模攻撃をかけたものの「大きな成果
を挙げることはできなかった」（最高保安当局幹部）もようで、苦
戦をしいられている実態が明らかになった。
ビシケクの消息筋が２７日明らかにしたところによると、同幹部
は２７日朝、戦闘の続いている「バトケン地区の状況はほぼ危機的
状況にある」と指摘。キルギス側にも損害が出ていることを明らか
にした。
事件は発生から既に５日目。２７日記者会見したチョモエフ国防
相代行は、キルギス軍が情勢を支配していると述べたが、保安当局
幹部の指摘通り、キルギス軍の第１回目の大規模攻撃が成果なく終
わったとすれば、事件解決の長期化はますます避けられない情勢と
なってきた。
消息筋によると、最高保安当局幹部は、キルギス軍が山岳地帯を
少人数の規模に分かれて絶えず移動する武装勢力の動きを把握でき
ていないのが実態だと指摘した。
国防相代行は会見で、キルギス軍がウズベキスタン軍に空爆支援
を要請、２５、２６日両日、武装勢力拠点とされる南部のアブラモ
フ氷河などをミサイルで空爆したことを確認した。またバトケン地
区に非常事態令が導入されたとする一連の報道について「そういう
情報はない」と言明し、公式に否定した。
国防省代行はキルギス側がロシアやカザフスタンに軍事技術協力
を要請したと言明。カザフスタン側は特殊部隊の派遣を約束したと
いう。
チョモエフ国防省代行は２７日の記者会見で日本人鉱山技師ら人
質は、南部のホジャアチカンに拘束されているとみられると述べた
が、正確には不明だと述べた。消息筋は、国家保安省当局者の話と
して、人質らは２３日の事件発生直後、タジキスタン北部の武装勢
力支配地域に連行されたと話しており、キルギス指導部が人質の所
在を正確に把握していない可能性がある。 （了）
［共同 ８月２７日］ ( 1999-08-27-16:07 )
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