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◎武装宗教集団死で再捜査 催涙弾で発火もと米FBI
【ニューヨーク26日共同】米紙ニューヨーク・タイムズによる
と、米司法省と連邦捜査局(FBI)は25日、テキサス州ウェー
コで1993年4月、武装宗教集団の本拠地をFBIが急襲した際、
本拠地炎上の原因となり得る催涙弾を使用していたことを認め、事
件の再調査に入った。
FBIは発火性の催涙弾は使用しなかったと一貫して主張してき
ており、再捜査はFBIと司法省への信頼性を揺るがす結果となっ
た。
FBIは本拠地に立てこもった武装宗教集団「ブランチ・デビデ
ィアン」を急襲したが、本拠地が炎上し、焼け跡から約80人の遺
体が見つかった。このため強行措置が適切だったかどうかをめぐり
議会などで議論となった。
FBIは「急襲が火災を引き起こしてはいない」との結論を変え
ていないが、捜査員約40人を投入し、事件現場にいた者すべてを
事情聴取するなど再捜査に当たるという。 (了)
[共同 8月26日] ( 1999-08-26-15:20 )