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回答先: 邦人拉致事件で三井金属 「解決急ぎ過ぎが心配」 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 25 日 19:59:06:
◎外務省、職員ら現地に派遣 安否気遣う会社関係者
中央アジアのキルギスで日本人の鉱山技師4人が武装勢力に拉致
(らち)された事件で、外務省は24日、周辺諸国の大使館などか
ら約20人を現地に派遣、人質の無事解放に全力を挙げた。国際協
力事業団(JICA、東京都渋谷区)や関係企業も徹夜で情報収集
に当たった。
高村正彦外相によると、首都ビシケクの現地対策本部でキルギス
政府と折衝している三橋秀方・駐カザフスタン大使が同国外相と会
い、無事解放への協力を要請。さらに、外務省は事件の発生したキ
ルギス南部に「危険度4」の家族等退避勧告を、それ以外の同国全
土に「危険度1」の注意喚起情報を出した。
また、現地での対策に当たる第一陣として、加藤重信領事移住部
参事官ら7人が24日午後、成田から現地に向かった。
一方、JICAでは、職員が徹夜で外務省など関係機関との連絡
に追われたが、4人の安否につながる情報は得られなかった。
小町恭士総務部長は記者会見で「調査団に同行していた通訳の話
などから、拉致された時間は23日午前1時半(日本時間同午前4
時半)ごろとみられる。これほどの事態の急変は予想できなかった」
と話したが、その後は「関係機関との調整があるのでお話しできな
い」などと繰り返すばかりだった。
子会社の社員3人が巻き込まれた三井金属(東京都品川区)でも
対策本部長の松永晴布常務(59)らが泊まり込んで情報収集に当
たった。社員の1人は「解決を急ぐあまり、人質の身が危険になら
ないかと心配だ」と話していた。
(了)
[共同 8月24日] ( 1999-08-24-19:00 )