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回答先: キルギス滞在邦人は45人 全員無事と外務省 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 25 日 20:24:44:
◎邦人4人は無事と大統領 救出強行回避を表明
【ビシケク25日共同】キルギスで日本人鉱山技師4人を含む7
人がタジキスタンから侵入した武装勢力に拉致(らち)された事件
で、アカエフ・キルギス大統領はは25日記者会見し、日本人4人
の安否について「満足すべき健康状態にある」と述べ、無事を確認
した。大統領はまた、4人を含む人質7人が、武装勢力が占拠して
いるタジキスタン国境近くのザルダリ付近の山岳地帯に拘束されて
いることを明らかにした。
しかし、ビシケクに25日、到着した外務省の加藤重信・領事移
住部参事官は、4人の安否が「断定的に確認されたと言える状況に
はない」と慎重な見方を示した。
アカエフ大統領は、日本人救出のため、決定的な軍事行動を避け
る意向を示した。だが、キルギス軍当局者によると、武装勢力側は
依然、人質解放交渉を受け入れる構えは見せていない。
政府軍部隊と武装勢力は24日から25日にかけても散発的に銃
撃戦を展開。インタファクス通信によると、武装勢力はさらに2つ
の村を占拠し、支配を5つの村に拡大した。
同通信によると、武装勢力はバトケン地区行政府所在地と、占拠
しているザルダリ村とを結ぶ橋を爆破、キルギス軍の進入が困難と
なった。
消息筋が25日明らかにしたところによると、当初200人の武
装勢力は500−1000人に増大、対するキルギス政府軍は約3
00人にすぎない。
これまでに武装勢力側の10人が死亡し、キルギス軍側も3人が
死亡、6人が重軽傷を負うなど人的被害が拡大。キルギス政府内部
で事態解決に強硬策を取るよう求める声が一部で出始めている。
事件の長期化による事態悪化を恐れた地元住民ら数千人が自宅を
離れたという。 (了)
[共同 8月26日] ( 1999-08-26-00:03 )