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回答先: 反政府勢力は戦闘継続か コンゴ停戦、6カ国が調印 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 7 月 12 日 17:39:20:
◎アフリカ各地の紛争協議へ アルジェでOAU首脳会議
【カイロ12日共同】アフリカ統一機構(OAU)の首脳会議が
12日、アルジェリアの首都アルジェで始まる。会議は3日間の予
定で、50カ国以上のアフリカ各国の首脳が参加し、エチオピアと
エリトリアの国境問題を中心に各地の紛争の打開案などを協議する。
会議には、リビアの最高指導者カダフィ大佐が約20年ぶりに参
加、アフリカ諸国との関係をてこに国連経済制裁の解除を目指すリ
ビアをめぐる対応も注目される。
アルジェからの報道によると、エチオピア・エリトリア国境問題
で両国はOAUの停戦枠組みに大筋合意しているが、細部で対立点
が残っている。首脳会議に先立つ外相会議では非難の応酬となり、
首脳会議での事態打開は難航する見通しだ。
このほか、今月7日にシエラレオネ政府と反政府勢力が調印した
和平協定の履行や、停戦協定が調印されたものの反政府勢力が戦闘
継続の立場を示しているコンゴ(旧ザイール)紛争の調整作業も、
会議の焦点となっている。
1988年のパンナム機爆破事件のリビア人容疑者2人を4月、
オランダでの裁判に向けて引き渡したカダフィ大佐は、国連制裁の
解除に向けてアフリカ諸国の支持をより広げる考え。外相レベルで
「リビアは制裁解除の条件を満たしている」との見解を得るなど、
既に一定の成果を挙げている。
92年以来、イスラム原理主義組織による無差別テロや抗争で約
10万人が死亡したとされるホスト国のアルジェリアでは、数日前
から首都全域が厳戒態勢となった。 (了)
[共同 7月12日] ( 1999-07-12-14:44 )