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衝撃情報第２弾
竹下元首相毒殺米ＣＩＡ謀略説も
「昨年３月、暗殺部隊日本潜入」のウワサも…
「衝撃情報〃竹下元首相殺された〃」という昨日の本紙報道は各方面に大変な反
響を呼んだ。多くの新たな情報も寄せられた。「竹下元首相が毒殺されたとする
なら、いったい誰が、何の目的でやったことなのか。さらに「竹下毒殺」説を追
う。
日本をだめにした元凶大蔵省影のドンを消せ
殺人には衝動的なものもあるが、「竹下毒殺」説の場合はもちろん計画的なもの
である。だとすると、はっきりした動機があるはずだ。それは何なのか。
実は、竹下毒殺説の発信地は一つではない。したがって動機もそれぞれ違う。と
いうことは、竹下元首相には、複数の「暗殺」説が流布されるだけの〃何か〃が
あることになる。
その一つは〃政治的動機〃である。
「竹下氏は大蔵省の影のドン。〃いまの日本をだめにしているのは大蔵官僚であ
り、竹下こそその元凶。日本をよくするためには竹下氏を消すことだ〃という短
絡した考えが一部にある」（政界ウォッチャー）。
竹下氏を日本の経済機構のかなめと見、その経済システムを変革したいという思
惑を持つ者には竹下氏が邪魔だというわけだ。
ちなみに、昨日報じた「竹下氏と同じ毒を盛られている」という元政府高官・Ｍ
氏も大蔵省関係者である。
この動機をもつ「暗殺者」として取りざたされるのは、「国体護持」を主張する
勢力だといわれている。
はしゃぐ小渕
同じ「政治的動機」でも別の説がある。それは、「今の竹下は小渕（首相）の後
ろ盾どころか、頭の上の〃重し〃にしかなっていない。小渕政権、いや時の政権
が自由に機動的に政策を実施していくためには〃重し〃は取り除がねばならな
い、という考えがある」（事情通）。その動機による「毒殺」説の犯人は、アメ
リカ政府筋（ＣＩＡなど）だといわれている。そして、その説の提唱者は、「最
近の小渕首相のはしゃぎようは〃重し〃が取れた解放感だ」と見るのである。
実は、昨年３月ごろすでに、「アメリカ政府の意思によって、〃竹下暗殺部隊〃
が日本に送り込まれたしというウワサが密かに流れたことがある。
金銭絡みの「個人的恨み」説も…
さらに、昨年秋、すでに「竹下毒殺」説が流布したことがある。それがなんと、
「竹下は（１９９９年）５月末までにまっ殺される」というもの。しかもその方
法は、料理に少しずつ毒を盛るという。時期といい手段といい、驚くほど現在の
状況と符合するではないか。
政治的動機以外のもう１つの動機は、個人的恨みである。竹下氏の〃敵〃は少な
くない。
そのーつは、竹下氏が逃亡中の政界フィクサーＫから１０００億円の借金をした
が、返済しようとしない。そのためＫは逃亡中にもかかわらず、「自分が直接竹
下に会って支払わせる」と息巻いていた、という説だ。ことし３月下旬のことだ
という。それが「暗殺」まで含む話なのかどうかは分からない。
なぜ隠す？
いずれの説も決定的なものではない。竹下氏は重病ながらまだ存命なのかもしれ
ない。しかし、「竹下毒殺」説が実際に流布していることは事実なのだ。そして
そうしたさまざまな怪情報が真実味を帯びて流れるのも、竹下サイドが一貫して
情報を秘匿し、あいまい・不可解な態度に終始しているからにほかならないこと
を重ねて指摘しておこう。
（4月30日付け内外タイムス）
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