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毎日新聞(JamJam)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/199904/23/0423m217-200.html
2000年問題:
年末年始に3万人が特別出勤−−NEC
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NECは22日、コンピューターの西暦2000年問題で、2000年1月1日をはさむ年末年始に、グループ社員約12万人のうち、最多日で約3万人を特別出勤させる方針を明らかにした。顧客のコンピューターシステム管理や、社内システムのチェック、取引先、顧客からの問い合わせなど、万一の事態に対応できるようにする。他の大手コンピューターメーカーも大規模な出勤態勢を取る予定で、大手4社の年末年始の出勤者は計約6万人にも上る見通しだ。
コンピューターが誤作動する可能性は2000年1月1日が最も高いが、年末に最終確認作業があったり、1月4日ごろの仕事始めで誤作動する可能性もあるため、年末年始は連続してかなりの数の対応要員が必要になるという。
NEC以外では、富士通がグループ社員約7万人のうち、システムエンジニア(SE)約1万4000人が出勤予定。年末年始の休暇が取得できない社員が多数出るため、今夏ごろから休暇を分散して取得することを検討中だ。
また、日本アイ・ビー・エムは社員約2万人のうちSE約6000人が出勤態勢を取る。元SEで、現在は別部署にいる社員も、どんなプログラムが扱えるかを事前登録し、非常時の対応要員として備える。さらに、日立製作所はグループの情報部門社員約5万8000人のうち約1万人が出勤。パソコンの問い合わせセンターも平日同様に受け付ける。東芝も特別態勢を検討中だ。 【小林 理】