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◎朝鮮有事に米韓が心理戦
第20回米韓軍事委員会
【ソウル14日共同】韓国の金辰浩合同参謀本部議長とヘンリー
・シェルトン統合参謀本部議長が出席して14日、韓国国防省合同
参謀本部会議室で第20回米韓軍事委員会会議(MCM)が開かれ
た。
韓国国防省によると、米韓双方は朝鮮半島有事の際に、米韓連合
軍司令部の傘下に韓国軍将官を指揮官とする米韓連合心理戦司令部
を創設し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の住民を対象にした
心理戦を行うことで合意する見通し。
米韓双方は全面戦の兆候が把握された段階で心理戦部隊を編成し、
北朝鮮住民の抵抗を防止、自由民主主義体制に同調するよう呼び掛
けるなどの任務を遂行するという。
米韓双方はこの日の会議で、北朝鮮の軍事的脅威、特にミサイル
や化学兵器に対する対応策を協議。両国間の軍事同盟関係を強化し、
北朝鮮に対する抑止能力を今後も向上させていくことで合意すると
みられる。
また米韓双方は、朝鮮半島有事の際の米軍の増強戦力の展開計画
なども協議した。 (了)
[共同 1月14日] ( 1999-01-14-11:43 )
◎有事に米韓心理戦司令部
第20回米韓軍事委で合意
【ソウル14日共同】米韓両国は14日、韓国国防省合同参謀本
部で金辰浩合同参謀本部議長とシェルトン統合参謀本部議長が出席
して第20回米韓軍事委員会(MCM)を開き、朝鮮半島有事の際
に、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)住民を対象にした「戦時米
韓連合心理戦司令部」を創設することにし、司令部創設のため継続
的な措置を取っていくことで合意した。
韓国国防省によると、米韓両国は北朝鮮のミサイル開発に対する
深刻な憂慮を表明。北朝鮮がミサイルなどいかなる武力挑発を行っ
ても、米国は韓国への戦力増強を早期に行うなどの対応を協議した。
両国は北朝鮮が経済難にもかかわらず、軍事的な脅威を増大して
いることや、北朝鮮の化学兵器戦への共同対応を協議した。
両国はまた、昨年の潜水艇侵入事件や武装スパイ侵入事件で、米
国の対潜哨戒機や駆逐艦などを展開したことが北朝鮮の対南侵入へ
の警告となり、北朝鮮の武力挑発抑止に大きく寄与したと評価。今
後も両国が緊密に協力していくことで合意した。 (了)
[共同 1月14日] ( 1999-01-14-15:49 )