(回答先: Re: 信仰篤きキリスト教徒が現実をきちんと見つめて導いた判断は「神の啓示」 投稿者 あっしら 日時 2002 年 2 月 16 日 16:34:52)
悪魔論というのはなかなか興味深いもので、私もいくらか読
んだことがあるんだが諸説紛々なところがある。
最高位天使ルシファーとそれに従った天使達は、肉体を持つ
人間と霊体のみの天使との上下に関して神と意見が分かれたと
言う説がある一方、個を追求拡大するか真善美そのものを優先
させるかで意見が分かれたというような感じもある。
いずれにせよルシファーと堕天使たちは天界での覇権争いに
敗れ諸天体に落とされ引力に縛されているらしい。
人間の中にも堕天使、すなわち悪魔と同じ価値観を持ち、彼
らに協力する者たちがいる。それがいわゆる悪魔崇拝者という
ことになるんだろう。
悪魔たちは自分達が持たない体を持つ人間を家畜動物的な奴
隷状態にし、三次元物質世界を自由にしたいので日夜人間の精神・肉体の破壊堕落にいそしんでいる。
彼らが個というものを重視するなら、自我とか価値観は閉塞
したものとなり酷く嫉妬深い存在になるのかもしれない。
シュタイナーという人の説によれば、その後堕天使の一部が
アーリマン的存在として別の派を形成したそうな。
彼らは人間の霊的な知識や発達を失わせ、物質のみにその知
識や関心が向くようにして、そうして三次元物質世界を自分達
の思い通りにしようとしていることになっている。
そこには人間社会・物質世界を物質的原理のみによって運営
して霊から切り離そうとする価値観が表れている。
アーリマンはシュタイナーの想像の産物に過ぎないのかも知
れないが、現実世界にはいかにもアーリマンがかりしているよ
うな感じの人は左翼とかアーティストとかにいる。
黙示録にも「獣」に対向する「ゴク・マゴク」の親玉みたい
なのが出てくるのである。ゴク・マゴクがロシアと共産中国だ
とする説もあるのは面白い。
あっしらさんはある種の悪魔のよいお友達かもしれないので
ある。