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(回答先: Re: 「疑惑」さん、ありがとうございます 投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 23 日 23:35:52)
>迂回的なコース設定も、簡単に入力できるものなんでしょうか?
任意です。自動操縦システムが認識するのは、人間が与える経由すべき位置情報で、それが「迂回」かどうかは関知しません。
>45度の旋回
旅客機などのコンピューター化というのは、たとえば、人間が旋回や上昇、下降などで操縦ミスをして飛行機自体の性能を超え、致命的な事態になるのを防ぐようなことにも使われます。つまり、上昇や旋回などで、過分に機体を傾けようとした場合、コンピューターが各種センサーなどから割り出すその最大許容角度を超える人間の操作に対しては、機体が許容範囲以上には反応しないように抑制する(打ち消す)というようなコントロールをします。
自動車のアンチスキッドブレーキというのをご存知でしょう。あれは、力まかせにブレーキペダルを人間が踏んでも、タイヤがロックしないようにコンピューターが油圧の調整をします。これで、普通ならプロドライバーしかできないようなブレーキ制動が誰にでもできるようになりました。これは、上に書いた過分な操作をしても、コンピューターが許容範囲以上の動作を機器が行わないように調整するというのと同じものです。(砂利道などは、逆にロックさせたほうが制動距離が短くなりますので、これは憶えておいてください。さすがに、砂利道を判別して、効きを変えるシステムは僕は寡聞にしてまだ知りません)
問題になるのは、速度などからいって、その45度がB767にとっての致命的な範疇に入るのか(つまり機の性能を超えて、立てなおしができないとシステムが判断するものなのか)ということだと思います。もし入るのであれば、上に書いたようなことが起こることになります。
実際のWTCのときの状況におけるものについては専門家に聞きたいところですが・・・
>クリアして新規に入力するということがスムーズにできるものなんでしょうか?
たとえば、予定の空港が悪天候などで着陸不可能とか、機体の不調などで最寄の空港に緊急着陸する、というような場合を考えていただければわかるように、可能です。
>最後に一つ、ペンタゴンに突入したB757は、B767よりも少し古い機種ですが、基本的に同じものと考えていいのでしょうか?
自動操縦については基本的に同じと考えていいと思います。
このB575とB767の最大のセールスポイントは、それまでの旅客機とは一線を画した自動操縦機能---離陸後はあらかじめ入力した空港への接地まで(着陸に関しては空港側にそれに準じた誘導電波設備が必要です)全自動で行える、というものなのです。