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【ロンドン18日共同】
英国医薬品監督局は十七日、英国の製薬大手グラクソ・スミスクラインの禁煙補助薬「ザイバン」の服用後に五十七人が英国内で死亡したとの報告があったが、服用と死亡との因果関係は証明されていない、との見解を発表した。
ロイター通信によると、同監督局報道官は「この薬を引き続き監視していくというのが現在の立場」と述べた。同社は「服用で死亡の危険性が増すと考える理由は今のところない。この薬は喫煙で死亡の危険性が高まった患者に使われている。喫煙に関連して毎日三百二十人も死んでいる」とし、安全性を強調した。
ザイバンはニコチンを含まない錠剤型の禁煙補助薬。てんかん、多食症、神経性食欲不振の病歴を持つ人などは服用すべきでないとされているという。英国では既に推定五十万人が服用。同監督局によると、十日までに副作用の疑いのある事例が英国で六千九百七十五件報告されている。
同社日本法人によると、ザイバンはフィンランドを除く欧州連合(EU)加盟国や米国でも販売されている。日本では発売されていない。