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(回答先: WTCテロ事件事件がもたらした一番愚かな罪は、「巨大権力に都合の良いように管理される社会」を世界が認めてしまったことだ 投稿者 dembo 日時 2001 年 12 月 16 日 12:29:50)
説得力があり明確な方向性も示している尊重できる主張だと思います。
チャチを入れるという目的ではなく、見方が違う部分について、
>「前週の木曜日からテロのことは聞いていた。」
>この言葉からアルカイダに関与するグループが起こした事件という可能性が高い。
>その信憑性はいったいどうなのだろう?
>専門家の鑑定で、その数箇所に編集したあとがあることを、朝日放送で報道していた。
>また、翻訳が間違っている箇所も多いという。
>しかし、アメリカは無編集だと言って公開している。
ビンラディン氏が「先週の木曜日」に9・11空爆テロを本当に知っていたとしても、彼もしくはアルカルダが空爆テロに関与したという可能性を高いとは言えない。
情報の入手経路は様々あることは考えられる。アルカイダ幹部にも、タリバン幹部にも、CIAなどへの“情報提供者”がいる。二重スパイだっているだろう。
あのビデオに、9・11のことを事前に誰から聞いたかが収録されていたらと思うと残念です。
常々言っているように、ビンラディン氏及びアルカイダが米国中枢部をあれだけの打撃と規模の攻撃を敢行できていれば、堂々と「アルカイダは米国中枢に大打撃を与える攻撃を敢行した。その攻撃で殉教したムジャヒディンは、○○○、○○○、○○○、○○○、○○○・・・の○○名である。攻撃の成功を、アラーに感謝する」と宣言する。
これは、米国及びその同盟諸国の激怒は別として、従来からのアルカイダ支持者や欧米諸国の歴史的所業に激しい憎悪を抱いている人々は、溜飲を下げ、大拍手喝采を贈るものである。
もっと冷静に、9・11空爆テロの経緯とブッシュ政権のその後の対応を見れば、あの空爆テロにどのようなグループが関わっている可能性のほうが高いのか推測できるはずである。
1ヶ所でも改竄が指摘できるものは、“証拠”以前に全体が無価値である。
>今の状況では難しいだろうが、ビンラディン氏はまだ生きているなら、
>彼の人権を擁護できるイスラム系の第三国か、ハーグ国際法廷へ出頭して、
「今の状況では難しいだろうが、」という前提を尊重しつつも、
ビンラディン氏の自国内での存在を公に認め、ブッシュ政権に引き渡さなければどうなるか、ほんの3ヶ月前の「タリバン政権」とブッシュ政権の“空中戦”でのやりとりとその後の問答無用の大虐殺を見れば分かることである。
英国など“ブッシュ政権に攻撃される不安がない”同盟国以外で、誰が好んで虎の尾を踏むだろうか。
ハーグ国際法定だって、制空権も制海権も握られていてどうやってオランダまで行けばいいのかな。オランダそのものがNATO加盟国(=アメリカの同盟国)である。
>その釈明をするべきである。
>アルジャジーラへ釈明ビデオを送るのもいい。
ビンラディン氏は、既に、9・11空爆テロへの関与を否定している。それをきちんと報じていないという日本のメディアの怠慢を指摘できるが、少しでも調べればわかることである。今が、ビデオを収録してどうのこうのという情勢ではないことは自明である。
それ以上に、ブッシュ政権に“挙証責任”があることを指摘しておきたい。
>また、アメリカもその信憑性を主張するなら、彼を生きて確保することができれば、第三国での公正な裁判にかけるべきである。
裁判云々の前に、9・11空爆テロの捜査とそれに基づくビンラディン氏の関与を証明する具体的な証拠の提示、そして、犯罪者引き渡しに関する国際法上の問題のクリアなど、ブッシュ政権は、アフガニスタンを攻撃する前に、やらなければならないことが数多くあった。
ここまで来てしまったのだから、公正かどうかは別として、「第三国での公正な裁判」という主張はそれなりに評価するが、そのためにも、ブッシュ政権は9・11空爆テロの捜査をきちんと行い起訴に足る証拠を集めなければならない。
>そうしないと、これからもイスラム過激派の破壊活動は、アメリカへの報復という大儀を得ることになる。
すでにもう“大儀”を得ている。
>殴り合いはもういい加減にして話し合えないものだろうか?
タリバンもアルカイダも“殴り合い”を求めたが、ブッシュ政権は、“殴り合い”にさえ応じず、一方的とも言える空爆での大虐殺を行ったのだ。ブッシュ政権は、“殴り合い”を、北部同盟や寝返り旧タリバンの部隊に依存した。このために、ムスリム同士の戦いを避けたいタリバン・アルカイダは、早々に退却したり投降したのである。
>アメリカは、このビデオを公開することで一国を破壊し、多くの人を殺してもいいという免罪符になるわけではない。
ビデオ以前に、ブッシュ政権は、「あいつがやった。だから攻撃する」と一声叫ぶだけで、大虐殺の“免罪符”を手に入れたのである。
>アメリカ国民の安全のためにも、ブッシュ氏は話し合いを拒絶することを、強いアメリ>カと称し続けることは許されない。
アメリカ国民全体の安全を考えていれば、これまでのような政策をブッシュ政権が採るようなことはなかったであろう。ブッシュ政権などアメリカ政権は、自らを本当に強いとは思っていないから、軍備増強に狂奔し、話し合いも拒絶するのである。
アメリカ政権は「強いんだぞ、強いんだぞ」と叫び、弾も平気でぶっ放す。だから、他の国々も、何をしでかすかわからん国だからと思って避けているだけである。
>寛容こそ強い者の証だ。
だから、強い者ではない。そして、アメリカ政権は、真の意味での強い者になろうという気は端っからない。せいぜい、自分の基準に合った強い者になろうとしているだけである。
>利益を優先するアメリカ政治家と過激派の抗争。
>そして終わりの無い報復。
>それに巻き添えになるアメリカ市民と、アメリカにならず者国家と名指しされた国の市民。
>まったく愚かだ....
まったく愚かなブッシュ政権である。大虐殺をしでかした上に、利益さえ手に入れられないんだから。
>また、このテロ事件から多くのことが世界で動いた。
>世界の指導者はアメリカに弱みを握られているのか?それとも金によって繋がっているのか?まるでアメリカの召使いのようだ。
>テロという言葉の前には過去の人々が積み上げてきた民主主義は崩壊しようとしている。
世界の指導者というより“文明諸国”の指導者は、利益を追求すると点ではアメリカ政権と同じ基盤に立っています。
さらに、“文明諸国”の指導者であれ、それ以外の諸国の指導者であれ、常軌を逸したブッシュ政権に対抗するという“愚かな政策”は、自国民の安全を考えれば採用できないでしょう。
パキスタンのムシャラフ政権の苦渋を思いやってみればわかることだろう。
対テロ戦争という言葉によって、近代民主主義の偽善性が噴出しただけです。対テロ戦争を通じて、民主主義の虚構性が、人々の前によりあらわになったのです。
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>本当に政府の前に、我々はすべて丸裸にされなければならないのだろうか?
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この行以降については、詳細や具体的な問題を別にして、大枠で同意します。