投稿者 ごろた石 日時 2001 年 12 月 07 日 22:27:47:
(回答先: 流行語大賞『米百俵』 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 07 日 20:59:40)
ちょっと関連したことで・・・
霍見芳浩のニッポンを斬る
● あと1年かかる世界不況の回復
http://gendai.net/contents.asp?c=022&id=108
(前略)
ブッシュ大統領の過ちは、前号のコラムで指摘したように、不況対策やテロ対策の美名で国民を惑わせて、間違いだらけの減税策や自然破壊を強行することである。例えば、IBMやGMなど、既に利益を出して、莫大な現金と預金を持て余している大企業に大減税を与えること。これとの見返りに大企業の設備投資拡大や雇用維持を義務付けもしない。一方で、テロ奇襲による失業増大対策にはビタ一文も回さない。不況対策の減税ならば、消費喚起や企業投資拡大に直結するものでなければ無意味である。
小泉総理の過ちもブッシュの過ちに酷似している。景気対策の美名で、ムダな土建事業への政府支出を続け、企業や生活者にとっては実質的な減税効果のある政府規制撤廃や特殊法人廃止をサボっている。ブッシュ同様に、国民や世界各国への思いやり、つまり、国益感覚はなくて、与党の極右保守派や政治献金企業や圧力団体を利することだけしか考えていない。総理の「道路公団には国費を支出せず」の公約にもウソがある。国費の定義が大甘だし、公団の民営化で官僚の天下りのチェックも利かなくなる。官僚は必ず焼け太る。
外政ではまあまあの指導力発揮だが、内政では失敗連続で、ブッシュは「半人前大統領」と笑われ始めている。内外ともに失政の小泉総理はさしずめ「ゼロ人前」だろう。
(ニューヨーク市立大教授)